一方、ツキミさんは幼少期から母に容貌を笑われ続け、整形をした過去が。二郎さんは整形を受け入れてくれましたが、ツキミさんは自分に似た顔の子が生まれることが怖いのと、自分も両親のように子を虐待しないか不安で、子どもが欲しいと思えないのです。おかしくなってしまった二郎さんに無理やり行為を迫られ、離婚を決意します。
そんな矢先、二郎さんに無理やり精神科に連れて来られたツキミさん。そこに偶然居合わせ、事情を知った職場の主任の提案で、お金が貯まるまで居候させてもらえることに。
ツキミさんが自宅に帰って来ないことに焦りを感じていた二郎さんはある日、自分と同じDINKsである専務に話しかけられました。
遺伝性の疾患があり、子どもが好きだからこそ産まない選択をした専務から「産後に大変なのは女性だけなんだから、決めるのは君じゃない」「奥さんに謝罪し、味方になってあげて」と諭され、自分が間違っていたことにようやく気付いた二郎さんは、ツキミさんに「もう一度チャンスが欲しい」と涙ながらに頭を謝罪して……。
謝罪する夫、妻が出した答えとは…
もう一度だけ二郎さんを信じ、再び一緒に暮らすことになった二郎さんとツキミさん。
しかし、穏やかな生活もつかの間、またも周囲のプレッシャーに耐えきれなくなった二郎さんに「ツキミのせいで俺が責められるんだ」と詰め寄られるのでした。
二郎さんは、離婚時に高い慰謝料を請求されることに。
「子どもがいない人生で幸せになれるわけがない」
最後までツキミさんに当たり続ける二郎さんですが、ツキミさんは「味方になってほしかった。新しい家族と幸せになって」と涙を流し二郎さんのもとを去ります。
再び道を間違えてしまったことに後悔する二郎さんでしたが、その後新しい妻との間にできた子どもには一切興味がない様子。
出産を終えたばかりの妻を冷たく突き放すのでした……。
涙を流しながら必死に「もう二度と同じことは繰り返さない」とツキミさんに謝罪する二郎さんの言葉はなんだったのでしょうか。
散々傷つけられても、二郎さんのこれからの幸せを願うツキミさんの涙を見て後悔の念にかられているようですが、失ってから気がついても遅すぎますよね。
二郎さんには自身がしたことの重大さとよく向き合って心の底から反省し、ツキミさんにこれ以上迷惑をかけないように滞りなく慰謝料の支払いをしてほしいものです。
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