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「ねえ、あなたの家のおもちゃだけどさ…」 え?中高生の子どもを持つ友人がわが家で放ったひと言に、耳を疑ったワケ

子育てがひと段落した友人が、久しぶりにわが家へ遊びに来ました。わが子と楽しそうに過ごす様子を見ながら、私もうれしい気持ちでいっぱいに。でも、そんな穏やかな時間の中、友人がふと口にした言葉に、私は思わず固まってしまいました――。

 

友だちをわが家に招待

友だちの子どもは中学生と高校生。子育てが一段落したこともあり、仕事の休みを利用して遊びに来てくれました。

 

双子のわが子たちは2歳になり、人見知りもなく、2回目の対面にも関わらずすぐに友だちに慣れて一緒に遊び始めました。子どもたちの楽しそうな様子を見て「呼んでよかったな」と私は思っていたのですが……。

友だちの発言に戸惑い

遊んでいる最中、友だちがふと「このおもちゃ、もうあんまり遊んでないね」 と言いました。そして続けて、「甥っ子1歳くらいだから、まだ使えるかな……ちょっと弟に聞いてみる」 とまるで「もらう前提」のような発言。

 

確かに音の鳴るマラカスのおもちゃは最近あまり使っていませんでしたが、あげるとも言っていないのに少し私は戸惑いました。

 

でも、友だちは弟さんにすぐ連絡をして「欲しいって!」と私にうれしそうに言ってきたので、結局、「もし使用済みでも気にならないなら、どうぞ」と譲ることに。

 

 

次々におねだりをする友だち

おもちゃを受け取ると、友だちは「ほかにも要らない物はない? サイズアウトした服とか欲しいな」とさらにおねだり。

 

確かに不要な服やおもちゃはありましたが、使用感があり「人に譲れるほどきれいじゃないし……」と私がためらっていると、「え、大丈夫! 着られればなんでもいいのよ。ちょうだい!」と、友だちは強引に言いました。

 

私は「じゃあ……この中から選んで」とサイズアウトしていた服を見せると、友だちはほとんど持って帰ったのでした。

 

 

後日、友だちから「甥っ子が喜んでたよ、ありがとう!」と連絡がありました。 「使ってもらえてよかった」と思ったのも束の間、 「また譲れそうな物があったら、連絡して。受け取りに行くから!」と締めくくられていました。

 

 

まるで「次ももらえるのが当たり前」と思われているようで、私は少しモヤモヤした気持ちになりました……。今回は、結果的には不要な物を処分できたという点では、譲った物に後悔はありません。

 

ただ、友だちのエスカレート気味な発言を受け、今後はしっかり線引きをしないといけないなと感じました。たとえ親しい相手であっても、「譲る」「譲らない」の線引きは自分で決めるべきだと実感しました。

 

無理のない関係を友だちと続けていくために、違和感のある発言に対しては、意見を伝えたり、ときには「ノー」を伝えたりする勇気も大切だと学んだ出来事でした。

 

 

著者:野中 まゆ/30代女性/2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。

イラスト:きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

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