学校の担任の先生から電話が
7月の頭に入ったころ、小学校の担任の先生から電話がかかってきました。最初は「長男が発熱でもしたかな」と思ったのですが、先生の話に驚いてしまいました。最近、長男がクラスのお友だちに、「僕はクレジットカードを持っているからなんでも買えるんだ」と自慢しているという話でした。
そして、それを聞いたお友だちが保護者に「自分もクレジットカードが欲しい」と言ったようで、その保護者から学校に「親はどういう教育をしているんだ」と問い合わせがあったと言うのです。その経緯を聞いて私はびっくり! もちろん、長男にクレジットカードを使わせたことも、持たせたこともありません。思い当たるのは、一緒に図書カードで本を買ったこと。
先生から「念のための電話ではあるのですが……◯◯くん(息子)がクレジットカードを使っているということはないですよね……?」と聞かれ、私は慌てて否定。そして、図書カードを使って本屋で買い物をしたこと、全部は使わずに「残りはまた欲しいものを買おうね」という話を長男としたことを説明しました。
誤解が解けてよかったものの…
先生は私の説明を聞いて納得してくれたようで、「問い合わせのあった保護者へは、子ども同士の勘違いということで説明しますね」と言ってくれました。ひとまず担任の先生への説明ができて安心したのですが、学校に問い合わせをした保護者の誤解が解けたのかとても心配でした。
長男に学校でどのような話をしたのか尋ねてみても「僕は、たくさんカードを持ってるって話したよ」とは答えてくれたものの、なぜ図書カードとクレジットカードを言い間違えたのかは、はっきりわからないまま。もしかしたらお友だちから保護者へ伝わる際に、カード=クレジットカードと変換されてしまったのかもしれません。
図書カードも金券と同じように使えるものであることや、お金に対する価値観、お友だちに何かを自慢することについて、長男としっかり話していなかったことを反省しました。その後、先生から電話がかかってくることはなく、保護者の誤解も解けたと思うのですが、思ってもいないところからトラブルになるということに気づくきっかけとなりました。
著者:秋本かなこ/30代女性。2019年生まれと2021年生まれの兄弟のママ。元気な兄弟とパワフルな毎日を過ごしている。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)