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授乳の時間は肌と肌とのふれあいによって赤ちゃんに安心を与えるといわれます。そんな「ママのおっぱい」をテーマにした絵本が登場! 人気絵本作家が子育て経験をもとに作った『おっぱいのたび』とはどんな絵本なのかチェックしてみましょう。
いろいろなおっぱいの旅に出よう!
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「ママの おっぱい ちゅっ ちゅっ」
「いすの おっぱい ちゅっ ちゅっ」
「おふとんの おっぱい ちゅっ ちゅっ」
ママのおっぱいから始まって、いすのおっぱい、おふとんのおっぱい、すべりだいのおっぱい……。赤ちゃんは、目に留まったものを、おっぱいに見立てて「ちゅっ ちゅっ」とすいつきます。
どうやら赤ちゃんの世界が次第に大きくなっているようです。さて、最後は何のおっぱいでしょう?『おっぱいのたび』は、そんなふうに赤ちゃんがいろいろなおっぱいと出会うストーリーが展開されていきます。
授乳は親子にとって大切な時間
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ママが赤ちゃんを抱っこした状態でする「授乳」。赤ちゃんは、全身をやさしく包まれた、肌と肌が触れ合うこの距離感で、ママの体温やにおい、声を近くに感じ、ママに対する親しみや信頼を培っていきます。
この絵本に描かれた赤ちゃんは、目をつむり、無心におっぱいを吸っています。その安心しきって満ち足りた表情は、読んでいるこちらまで幸せな気持ちにしてくれます。おっぱいは、体の栄養だけではなく、心をはぐくむ糧にもなっているのだとわかりますね。
この絵本を読んでいると、ママにとってもおっぱいの時間が幸せなひとときであることに、改めて気付かされるのではないでしょうか。
親子にうれしいポイントがいっぱい
『おっぱいのたび』は厚手の紙を使ったボードブックなので、固くて丈夫! また、表紙・本文ともに角丸の加工になっているため、赤ちゃんにとってやさしい作りとなっています。大きさは、15cm×15cmの小型判。赤ちゃんの手にも扱いやすく、持ち運びにも便利です。
また、視力が未発達の赤ちゃんのために、はっきりした絵や色づかいで、よく見えるような工夫がされています。リズミカルに繰り返す言葉は、赤ちゃんに心地よく響き、何度も同じフレーズを聞くことで、言葉が覚えられ、発語も促してくれそう。登場する「おっぱい」や「ちゅっ ちゅっ」という響きも、赤ちゃんが馴染みやすく反応しやすいワードなので、読むたびに喜んでくれそうですね。
わが子をぎゅっと抱っこしながら読み聞かせ
赤ちゃんだけでなく、ママも癒やされそうな『おっぱいのたび』。おっぱい期真っ最中の赤ちゃんにも、卒乳しておっぱいが恋しい子にもおすすめとのこと。赤ちゃんをぎゅっと抱っこしながら読んでみてはいかがでしょうか? 親子で肌の温もりを感じ合いながら、心もほっこりしそうです。
書名:『おっぱいのたび』(岩崎書店)
作者:ザ・キャビンカンパニー 作・絵
定価:本体900円(税抜き)
判型:B5変型判/25頁/ハードカバー
対象年齢:0~2歳