腕をつたう感触「生温かい…」泣いて暴れる息子→止まらない電車で絶望…ピンチを救ったアイテムとは？

 

恐竜展に行く日が、息子の電車デビューでした。いろいろ考えましたが、先頭車両に乗ることにした私。作戦は成功！ ぐずることなく運転席からの景色を見ながら、楽しんでくれていました。

 

しかし、電車に乗って30分ほど経ったあたりで、「うっち！」と言い出した息子。トイレのある車両からは少し離れていたので、息子を抱っこして急いで電車内のトイレに向かいました。その間も息子は「うっち！ うっち！」と、まあまあ大きな声で教えてくれていて……。

 

そんな中、ようやくついたトイレはまさかの使用中。息子を抱っこしたまま空くのを待っていましたが、なかなか出てきません。おむつはしていましたが、息子はおむつでうんちをすることを嫌がって、いつも必ずトイレに行っていました。

 

しかし、目の前のトイレは使用中のままで出てくる気配もなく、ついに息子は、うんちをしたくてビャービャー泣き出してしまったのです。結局、間に合わず息子はおむつでうんちをしたのですが、なんとゆるゆるで、それも大量。やだやだと私の腕の中で暴れるため、漏れてしまって私の腕を生温かい感触がつたうのがわかりました。

 

電車内を汚してしまってはいけない……！ そう思った私は自分の上着で息子を包んで、必死にあやしましたが息子は泣き止んでくれません。トイレも空かず、特急のため次の駅までもあと10分かかる……。絶望の中、ようやく停車した目的地ではない駅で電車を飛び降り、駅のトイレに駆け込みました。

 

電車を汚さずに済んでひと安心でしたが、大量のうんちをキャッチした私の上着は完全にダメに。息子の着替えは持ってきていたので、着替えさせて、その後は恐竜展を満喫して無事に帰宅。自分の考えが至らず、息子に不快な思いをさせてしまったことと、もしかしたら周りにとんでもない迷惑をかけてしまっていたかもしれないということを反省しました。

 

まさかのハプニングにとても疲れましたが、いろいろなところへ連れて行ってあげたいという気持ちは変わらないので、懲りずにお出かけしたいと思います。そのためにも、移動手段も含めた行き先の綿密なリサーチをするようになりました。

 

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子連れの外出では、入念に準備していても、予期せぬハプニングに見舞われることがあります。電車移動の際は、事前にトイレを済ませておいたり、トイレのある車両に乗ったりすると安心ですね。

 

また、「トイレが見つからない」「使用中」といった事態に備えて、着替えのほかにも、大判タオルやビニール袋、使い捨ての防水シーツなどを携帯しておくと役立つかもしれません。緊急時にも慌てず対応できるよう備えて、心にゆとりを持ってお出かけを楽しみたいですね。

 

 

著者：峰富士子／20代・女性・看護師。年子兄妹を育てる母。総合病院に勤務。

イラスト：マキノ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2025年5月）