母の一言で空気は一変
途中、おもちゃ売り場で、娘たちを遊ばせているとき、「そろそろランチの時間だからで、フードコートに移動しよう」と声をかけました。しかし、娘たちはおもちゃ売り場に夢中で、まったく移動しようとしてくれません。
早めにフードコートに行かなくては混雑する……という焦りもあり、私はやむを得ず、「ガチャガチャ1回やって移動するのはどう?」と提案。
すると娘たちは大喜び。1回やったらすぐに移動すると言ってくれたのです。
けれどそのとき、同行していた私の母がすかさず、「ねえ、あなたたち! ガチャガチャなんかにお金を使うなんてとんでもないわ! それなら絵本を買いなさい!」と、突っ込んできたのです。
私も、本当は絵本にお金を使いたいと思っています。できるだけ早く移動しなければ、席が埋まるし、そうなれば母にも迷惑をかける……そう思ってのことだったのですが……。そもそも、わが家はショッピングモールに来ることも、ガチャガチャをすることもめったにありません。今日は母も一緒だし、特別な日ということにしたいと伝えてみたものの、母は「ガチャガチャなんて」と姿勢を変えることはなく、残念ながら理解してもらえませんでした。
結局、一時はガチャガチャをやりたくてごねたものの、娘たちは気持ちを切り替え、おもちゃ売り場を離れてフードコートに向かいました。母の一貫した姿勢が伝わったのかもしれません。
その様子を見て、言い聞かせて子どもがすぐ動いてくれたら一番いいのにと思う一方で、私は、自分に余裕がないときは、つい物で釣ってごまかしていることに気づきました。頭ごなしに否定してきた母に思うところもありますが、それでも、自分にもっと余裕を持ち、日々を計画的に過ごせるよう心がけていこうと、あらためて思いました。
著者:山本弥生/40代女性/2人の娘の子育てに奮闘中。在宅ワーク。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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