2つの椅子に1枚のカーテン…これは閉めるべき?
この日利用した授乳室は初めて入る場所でした。ドアを開けると、横並びに椅子が2つ。その椅子2つをまとめて覆えるカーテンが1枚だけ設置されていました。
私が入室したときは誰もおらず、カーテンは開け放たれた状態。私は片方の椅子に座り、カーテンを閉めて授乳を始めました。しばらくするとドアが開く気配があったのですが、すぐに閉まり、誰も入ってきませんでした。
「もしかして、カーテンが閉まっているから空いてないと思われたのかも?」と思った私は、空いているほうの椅子が見えるようにカーテンを少しだけ開けてみることにしました。
あとから入室したママがびっくり!
そのまま授乳を続けていると、再びドアが開く気配が。今度は誰かが入室したようでした。そのママさんはカーテンを開けた瞬間、私の姿を見てとても驚いた様子で「えっ! すみません!」と声を上げました。
私はママさんの反応に焦りつつ、「こちらこそ、驚かせてしまってすみません。このカーテン、完全に閉めていいものか迷ってしまって……」と事情を説明。
するとそのママさんも「たしかに悩みますね。仕切りもないですし、このカーテンの中では、お互い姿が見えている状態ってことでいいんですよね?」と共感してくれました。
その後、会話の中で「このカーテンは、ドアを開けたときに外から見えないようにするためのものではないか」といった話にもなり、思いがけず“カーテン談議”で盛り上がったのでした。
結局、1人で使用する際にカーテンを閉めるべきかどうかの「正解」は、わからずじまいでした。しかし、今後もし同じような授乳室を利用することがあれば、他の方が入室したときに咳払いをするなどして自分の気配を出し、相手を驚かせないようにしようと思います。
著者:森 あやか/30代女性。2018年、2021年、2023年生まれの一男二女を育てるワーママ。子どもが生まれてから家計管理に目覚め、節約や投資にハマっている。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)