子育て中に子どもがケガをして病院へ通ったり、風邪をこじらせて入院したことがあるママもいらっしゃるのではないでしょうか。私の子どもは赤ちゃんのときに、2回入院して手術を受けた経験があります。まだ小さいので命も心配ですし、費用面でもどれだけかかってしまうのかと不安にかられました。今回は、私の子どもが手術を受けたときの体験談をご紹介したいと思います。
わが子が手術を受けることになった理由
私の子どもは、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という先天異常で生まれてきました。そのため、生後半年と1歳過ぎの2回、手術を受けることが決まっていました。
手術は全身麻酔でおこないます。呼吸停止などの危険性もあるのですが、1週間ほど入院して、先生や看護師さんたちが術後もしっかりと診てくださいました。経過もよく、スムーズに退院することができました。
手術や入院の費用はどれくらいかかったか?
わが子の場合、先天性の疾患だったこともあり、あらかじめ主治医に意見書を書いてもらい、市役所に申請をして、100万円ほどかかる手術費用が、無料で受けることができました。
また、入院費用についても子どもの医療費制度により無料。市町村によって、1日当たり無料だったり300円だったりする場合があるようです。ちなみにもう1人の子どもも入院したことがありますが、やはりすべて無料だったのでとても助かりました。
県外で医療費がかかった場合について
これ以外にも、住んでいるところの県外の病院に子どもが入院した体験があります。当時、一度病院にすべての費用を支払う必要がありましたが、病院に相談したところ、地元の市役所に申請する方法を教えてもらいました。
市役所に領収書や振込み口座の情報などの書類を揃えて申請をしたところ、3カ月後くらいに全額戻ってきたのでとても助かりました。
子どもが急に入院なんてことは起こらないでほしいものですが、そのような場合も子どもの状況だけでなく、費用の面についても病院に相談してみるといいと思います。
著者:石原みどり
知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。