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「先生、辞めるんだって…」娘が慕っていた担任の退職。あとから知った“保護者の声”に胸がざわつき…

娘が新一年生のとき、担任になったのは教員1年目の先生でした。休み時間も子どもと一緒に遊び、子どもと同じ目線で、熱意を持って寄り添ってくれた先生。その先生のおかげで娘は「学校って楽しいところなんだ」と感じて小学校生活をスタートでき、私はとても感謝していたのですが……。

知らなかった…先生の2年間

娘の小学校では1年ごとにクラス替えがあり、2年生になって担任の先生も変わりました。そして年度末になり、学校から帰宅した娘が「1年生のとき担任だった〇〇先生、辞めちゃうんだって」と言いました。私は他の小学校に異動かなと思ったのですが、あとで、教職から離れてしまうことを知ったのです。

 

娘が1年生のころの保護者会で、その先生が「ずっと先生になりたかった」と話していたので、「別の道に進む」と聞いて驚きました。最後にお会いしたときには、何となく今後の話を濁しているような気がして、私からそれ以上聞くことはなく……。

 

しかし先生に直接、退職の理由と聞いたという、ママ友の高学年の娘さんには、「この2年間、新1年生の担任を務めて、とても大変だった」と話したそうです。

 

 

保護者からの声にも驚き…

さらに驚いたのは、先生に対する保護者の声を耳にしたときでした。どうやら、テストの採点ミスや漢字の丸付けが甘いことに対する不満、新任の先生が1年生を担任していることへの不安など、さまざまな声があったようなのです。中には、そのことを先生本人や、他の教員に相談していた保護者もいたと聞きました。

 

確かに、娘の宿題の採点が間違っていたことが1、2回ありましたが、自宅で気づいたときに訂正すれば済むことだと思い、「まだ1年目で慣れていないのだろうな」と私自身は特に気にしていませんでした。

 

ただ、ほかにも、サポートについていたベテランの先生と、体育時の男女の着替えの対応や、休み時間の過ごし方について意見が食い違っていたことがあったと、娘から聞いたこともありました。

 

 

先生自身から本音を聞けたわけではないので、実際の気持ちはわかりません。もしかすると、別の夢が見つかっただけなのかもしれません。それでも私は、退職の理由の中に、保護者からの声や学校の業務体制といった要因も、少なからず影響していたのではないかと感じてしまいました。

子どもたちのためにも、新任の先生をあたたかく見守り応援できるような保護者の心構えや、先生を支える学校側のサポート体制が必要だと、改めて感じた出来事でした。

 

 

著者:河原りさ/30代女性。2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

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