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「嫁ガチャ失敗だわ!ロクでもない女」花嫁修業だと私をいびる義母→キレた夫が私に代わって倍返し!?

40歳を過ぎて2歳年下の夫と結婚した私。子どもはおらず、夫婦2人で穏やかに生活していますが、義母の嫁いびりがきつくて仕方がありません。特に毎週末、2日にわたって行われる花嫁修業は、苦痛そのもの。朝から晩まで義実家中の掃除をさせられたり、義母の価値観を一方的に押し付けられたりと、内容は理不尽なものばかり。

さらに義母は、私が働いていることをよく思っておらず、専業主婦になって夫を支えろと言います。しかし、私はこれからもずっと仕事を続けるつもりで……。

私の仕事では間もなく繁忙期を迎えます。このまま毎週末の花嫁修業を続けるのは難しくなってしまうため、私は正直にやめたいと義母に話したのですが、許してもらえません。「仕事を辞めない、子どももいない、作る予定もない。あんたは夫を支える気がないのよ」と決めつけ、「無価値な女ね」とまで言われ、さすがにショックでした。

 

私が仕事を続けたいことも、子どもを作らないことも、夫は納得していて、私たちは夫婦2人で楽しく生きていこうと話しています。義母にも私たち夫婦の考えを伝えていますが、義母は「それはあんたの考えでしょ」と言って、取り合ってくれません。

 

「嫁ガチャ失敗」と暴言を吐く義母

「息子の人生を棒に振らせるつもり?」
そう怒鳴って、離婚を進めてきた義母。「最初からこうなると思っていたのよ。だから結婚には反対だった」と言います。「私の言うことを何でも聞く嫁なら利用価値もあると思ったけれど、それもしない。あんたなんかとの結婚を許すべきじゃなかったわ」と言われ、あ然としました。

 

義母の気持ちを十分に理解した私は、夫に相談し、これからどうするかについて話し合い、夫も納得した上で、義母と距離を置こうと決断。

 

後日、義母から連絡が入り、いつ離婚するのかと聞かれたので、私は「離婚しません」と答えました。すると、義母は大きなため息をつき、「ロクでもない女ね」と悪口を言ってきて……。

 

「嫁ガチャっていうの? 完全に失敗だわ! 離婚しなさい!」
「ロクでもない女に捕まっちゃって息子が本当かわいそう」

次から次へと暴言を吐き捨てる義母。今まで私は、どうにか良好な関係を築こうと義母には口答えせず、理不尽な言動にも耐えてきました。


「かわいそうなのはお義母さんです」
しかし、距離を置くと決めた私は、これから夫から距離を置かれてしまう義母のほうこそかわいそう……。そう思い、初めて言い返しました。

 

「は? どういう意味よ!」
義母は私の態度に驚き、再び怒り出し、「絶対に離婚させてやる! 親戚中に不出来な嫁だと話して追放してやる!」と脅してきました。

 

義母は出会ったときから失礼な言動ばかり。週末たびに花嫁修業と言って嫌がらせ。いい加減、私も我慢の限界でした。この日、義母から言われたことを夫にすべて伝えると……。

 

傷つけられる私の姿に傷ついていた夫

私の話を聞いた夫は激怒して、義母へ連絡。なんと、絶縁を宣言したのです。私たちは義母と距離を置こうとは話していましたが、絶縁とまでは言っていませんでした。しかし、義母の私への態度があまりにひどいため、距離を置くだけでは一時的な対策にしかならないと考えたようです。

 

夫からの絶縁宣言を受けて義母は、「やさしいあなたが、絶縁なんてそんなひどいことをするはずがないでしょう? 私はあなたのために不出来な嫁を教育してあげているだけなのよ……」と言います。

 

夫は「もう決めたことなんだ。大切な人が傷つく姿をこれ以上見たくない。さようなら」と言って、義母の連絡先をブロックしました。そして私に、「引っ越そう!」と提案してきた夫。私のために怒ってくれて、ここまでしてくれた夫の姿に感動して、うれしくて涙が出てきました。

 

その後、夫と連絡が取れなくなった義母は私にしつこく連絡をしてきます。わが家にも何度も押しかけてきて「息子に幸せになってほしいという一心だったのよ」と言い訳してきました。そんな生活が数日続き、夫から無視されることに義母はだんだん苛立つようになって、イライラを私にぶつけるようになったのです。

 

私は再び暴言を吐かれるようになってしまいましたが、もう大丈夫。新居が見つかり、引っ越しの目処がたったのです!

 

夫を幸せにしたいという思いは、私も義母と同じ。これからは、義母の代わりに私が夫を幸せにします。そう伝えると義母は、夫が私と別れないなら、この先、子どもを持つのは年齢的に難しいだろうと悲観。離婚して若い嫁をもらえば、子どももできて息子は幸せになれるだろうと言ってきました。

 

もう最後だと思い、義母にハッキリ言うことにした私。私たち夫婦が子どもを作らないのは、夫が子どもを作れない体質だからだということを伝えたのです。

 

息子に絶縁された義母は…

40歳を過ぎての結婚だったこともあり、私たちは結婚前から子どものことを含めて、将来のことを話し合っていました。お互いに検査を受けて、夫が子どもを作れないとわかり、これからは夫婦としてお互いを支え合って、2人で幸せになろうと結婚を決めたのです。

 

その事実を知った義母は、子どもはいなくていい、嫁いびりもしない、私を嫁として認めると言ってきました。義母の言動によって、私は傷つき、そんな私の姿に夫は傷ついてきたのです。もう義母に受け入れてもらおうとも、仲直りしようとも思えません。

 

そして、ついに新居に引っ越した私たち。義母には何も伝えず夫婦2人で新生活をスタートさせました。誰も住んでいないわが家に押しかけて、私たちが引っ越したことを知った義母。「義父には先立たれ、今さら息子にいなくなられるのは困る」と私に連絡してきました。

 

いずれは私たちと同居し、老後の面倒を見てもらうつもりだったようです。最後の最後まで義母は「息子のためにしたこと」「いなくなられると困る」などと言い、私への謝罪はひと言もなかったのです。もうわが家に押しかけられることも、花嫁修行を受ける必要もないので、私も義母の連絡先をブロックしました。

 

それからしばらくして、義母はひとりさみしく暮らしていると、親戚の方から聞きました。今は絶縁状態にありますが、夫にとってはたったひとりの母親なので、義母に何かあったときや、本当に困ったときは助けるつもりです。

 

義母の願いだった夫の幸せは、私が守ります。お互いに支え合い、私たちなりの幸せを、自分たちのペースでゆっくり築きあげていこうと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

親が子どもの幸せを願うのは当然です。しかし、子どもの人生を、パートナーを否定してまで、自分の思い描く「幸せ」に導こうとするのは違うのではないでしょうか。自分にとっての幸せが、必ずしも相手にとっても幸せだとは限らないのですね。

 

妻のために自分の母親と縁を切るという選択をした夫。きっと容易な選択ではなかったはずです。勇気のいる選択でしたが、自分たちの幸せのためには仕方がなかったのかもしれません。これからの夫婦2人の幸せを願っています。

 

 

【取材時期:2025年5月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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