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万引きを疑われた少女を助けたら→「娘が世話になったな」強面ヤンママが現れて…まさかの行動に!?

実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

コンビニ本社に勤める僕が、現場応援に出たある日。

「警察に連れて行け!」
店長に万引きを疑われ、レジ横で怯える少女の姿が――。

咄嗟に彼女を庇ったそのとき、現れたのは強面の“ヤンママ”。
事態は予想もしなかった方向へ動き出したのです……。

 

幼い少女が万引きの疑いをかけられて…店内は騒然!

その日、僕は応援で入った店舗で品出しをしていました。
夕方の混雑時、レジ付近から店長の怒鳴り声が響きます。

 

「警察に連れて行け!」

 

慌てて駆けつけると、7歳くらいの女の子が今にも泣き出しそうな表情で立っていました。 店長は「そのフィギュア、うちの商品だろ。ポケットの中を見せなさい!」と声を荒らげています。

 

どうやら、万引きを疑っているようでした。
でも、僕は彼女が店に入るときから、すでにそのフィギュアを持っていたのを見ていたんです。

 

しかも、在庫の数も減っていません。

 

「この子は何も盗ってません!」

 

僕はすぐにそう伝えましたが、店長は「紛らわしいことをするな」と吐き捨てて、バックヤードへ。

 

思わず僕も「そんな言い方、あんまりじゃないですか。あんな小さな子に……大人気ないですよ」と言い返してしまい、売り場で小さな言い争いに。

 

ざわつく客たち、怯える少女―― 現場はちょっとした騒ぎになっていました。

 

現れた“強面”ヤンママ。や、やばい……

そんなとき、少女の母親が現れました。

 

金髪に派手な服装、ピアスもバッチリの“ヤンママ”スタイル。 険しい目つきでズンズン近づいてきたときは、「あ、これはクレーム来るやつだ」と思いました。

 

でも、彼女は意外にも落ち着いた声でこう言いました。

 

「うちの子がなんかした?」

 

僕が事情を説明すると、彼女はすぐスマホを取り出して、
「ほら、これ。ちゃんと買ってるやつ。別の店でね」と、レシートの画像を見せてきました。

 

「この子、気に入っててずっと持ち歩いてんのよ」

 

ひととおり話すと、「ちょっと目ぇ離した私も悪いけど、迷惑かけて悪かったね」と言って、娘の手を引いてサッと帰っていきました。

 

言葉は少し荒いけれど、筋は通っていて、礼儀もわきまえてる。
見た目とのギャップに、僕は正直ちょっと驚かされました。

 

翌日、まさかの“お礼参り”!?

翌日、僕がまた品出しをしていると――

 

「おいっす」と声をかけられ、振り返ると昨日のヤンママが立っていました。

 

目つきは相変わらず鋭いまま。でも彼女はバッグから丁寧に包まれた菓子折りを取り出して言いました。

 

「娘が世話になったな」

 

それだけで一瞬ビクッとした僕に、彼女は少し笑って続けます。

 

「変に疑われたこと、あの子すげー気にしててさ。あんたがかばってくれたって聞いたから、ちゃんとお礼言いに来た」

 

「いやいや、僕は当然のことをしただけで……」

 

「でもよ、ああいうのって、一生引きずるかもしんないじゃん?ありがとな、マジで」

 

外見は強面でも、中身はしっかりした“肝っ玉母ちゃん”。 娘さんも、あんな母親なら安心だろうなって思いました。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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