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「尿漏れパッドがもったいない」40代が自力で改善した秘密のトレーニングとは【体験談】

難産だった私は、産後にひどい尿漏れを経験。当時は助産師さんのアドバイスにより改善しました。しかしその後、40代になり再び悪化……。尿漏れ専用の吸水パッドを使うという手もありましたが、そのお金をケチった私が自力で尿漏れ改善に取り組んだ体験談です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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産後にひどい尿漏れを体験

産後にひどい尿漏れを経験しました。出産後数日はちょび漏れどころか全部漏れ。立ち上がっただけでおしっこが出てしまい、止めることができずに全部出てしまう状態。とてもショックでした。

 

私は30歳で出産しましたが、分娩室に半日こもるほどの難産で、結局、会陰切開して吸引分娩になりました。そのせいか、尿道周辺にも比較的大きなダメージを受けてしまったようです。立っただけで漏れてしまうようなことは数日でなくなりましたが、その後も笑ったりせきをしたりすると、尿漏れで下着がびしょびしょに。「このまま一生こうなの? 尿漏れを気にしながら育児するの?」と、不安で悲しい気持ちになりました。

 

助産師さんに相談したところ、やさしく「産後の尿漏れはよくあること。少しずつ良くなるから心配しないで」と慰めてくれました。また、骨盤底筋のトレーニングをすると回復が早くなることを教えてもらいました。方法は以下の通りです。

1.あお向けに寝て足を肩幅くらいに開き、膝を曲げる。

2.尿道・腟・肛門周りを意識して10秒ほどぎゅうっと締める。

3.脱力し、また2のように締めるのを10回ほど繰り返す。 

このトレーニングは寝たままでできるので、産後の添い寝時間などにまめにおこなっていました。トレーニングを続けた結果、尿漏れは徐々に軽くなり、数か月ほどでなくなりました。ふとしたはずみに漏れることがなくなり、安心したことを覚えています。

 

40代になってから再び尿漏れが…

しかし出産してから約10年、40代になってから再び尿漏れが始まりました。くしゃみやせきをすると、軽く尿が漏れてしまうのです。テレビで見かける尿漏れ用の吸水パッドのCMも気になるように……。年齢的に仕方ないのかな、と老いを感じて少し悲しくなりました。 

 

ある日、ドラッグストアの女子トイレを借りたところ、「あなただけではありません、恥ずかしがらずに尿漏れ専用パッドを買いましょう」というそのお店手作りの宣伝ポスターが貼ってありました。しかし私はケチなので、生理用品を毎月買っているのに、さらに尿漏れパッドまで買うのはお金がもったいない! と思ってしまいました。

 

もし尿漏れパッドに頼ることになれば、この先何年も買い続けることになりそうです。節約できるものは少しでも節約したい! そんなケチケチ精神から、産後のことを思い出し「トレーニングで尿漏れを解消しよう」と決意したのです。

 

 

尿漏れ改善のためのトレーニング

その日から、尿漏れパッド代を節約すべく、産後に実践していた骨盤底筋を鍛えるトレーニングを再開しました。これに加えて、ピラティス講師をしているアラフィフの友人から教わった以下のようなトレーニングもおこないました。こちらは立った姿勢でのトレーニングです。 

1.肩幅くらいに足を開いて立つ。 

2.腟で空気を吸い上げるようなイメージで、尿道・腟・肛門周りを引き上げるように締める。

友人のアドバイスによれば、尿道周辺を締めるときには、箱からティッシュを引っ張り上げるように腟をシュッと上に引き上げるイメージで力を入れると良いそうです。私はこのトレーニングを通勤中の電車でしています。電車はいつも混んでいるし、スカートをはいていることが多いので、ひそかに腟を締めていることは誰にも気付かれていないはず……。この駅とこの駅の間はすると決めて、定期的におこなっています。

 

トレーニングを地道に続けて半年ほどたち、今ではせきをしても、思いっきりくしゃみしても尿漏れしなくなりました! トレーニングをさぼるとまた尿漏れが復活しそうな気配を感じるので、毎日の習慣として継続しています。できるだけ長く、自力で尿漏れを防いでいきたいです。

 

 まとめ

産後の経験を生かして、尿漏れをトレーニングにより改善できました。地道にトレーニングを続ければ、骨盤底筋は鍛えられるようです。これからも続け、できるだけ長く尿漏れパッドにお世話にならずに生活していきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:工藤 まみ/40代。娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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