ママ友宅へ遊びに行くと、たまみさんはお菓子を大量に食べ、手ぶらで来たのに残りを持ち帰るなどの非常識な行動で周囲を驚かせます。
さらに保育園の友だち・つむぎちゃんの服がブランドもののお下がりだと知ると、一方的にねだり、きっぱりと断られても引き下がりません。
ことあるごとに「ずるい」と言うたまみさんとは距離を置こうと、密約を交わしたママ友たち。しかし、裕福ではないたまみさんは、譲ってもらうことで生活を助けてほしいと考えていたのです。
そんなある日、保育園の送迎時に、ママ友たちの態度が冷たいと感じ「私だけ避けられてるかも」と不安になります。そして次は職場でトラブルを引き起こします。
今度は職場で「お土産事件」が……
ある日、職場の同僚が「みなさんでどうぞ」と、お土産を置いてくれました。それを見たたまみさんは「わあ、大好きなやつ!」と、何個も手に取ってしまいます。
他の同僚が気づいたときには、すでにお土産はひとつも残っていない状態に……!
「多めに買ってきたはずなのに、おかしいな」
首をかしげる同僚がたまみさんにたずねると、「残ってたから、全部もらったよ~」と、悪気なく答えるのでした。
お土産や差し入れに「みなさんでどうぞ」と書かれていたら、まず全体の量を見て、人数分を取っておいたり、ひとつずついただくのが常識的でしょう。たまみさんは、好きなものが「残っていたからもらっただけ」という感覚だったのでしょうか。ですが、その遠慮のなさが周囲に困惑や不満を生んでしまう出来事でした。
神谷もちさんの連載は、ブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。