役割分担に偏りアリ! それって理想的?
ママに偏りがちな役割分担は、事前に夫婦で話し合って決めているのでしょうか? ベビーカレンダーの調査では「話し合いをした」と答えたのは33.33%。残りの66.67%は「話し合いをしていない」と回答しています。
では、話し合いなしに理想的な役割分担はできているのでしょうか。
お迎えや看病の対応がママに集中している現状に対して「その役割分担に納得していますか?」と質問すると
「理想的な役割分担ができている」30.9%
「妥協の範囲内」47.4%
「理想的ではない」21.7%
という回答が得られました。
この結果から、約8割の人が多少の偏りがあっても現状に一定の納得感を持っていることがわかります。
とはいえ、「理想的」「妥協の範囲内」と答えた人の中にも、モヤモヤを感じているママたちは少なくありません。
ママたちのモヤモヤ体験談
「今じゃない」夫
仕事は気になるものの、夫が仕事を休めないと言うので、無理矢理都合をつけて休みました。しかも夫は、中途半端な時間に突然帰ってきて「仕事溜まるだろ? 行ってこいよ」と機転の利く夫ヅラ。しかし無理やり都合をつけた以上、その機転は「今じゃない!」。その上、家では家事もせずゴロゴロ……。何しに帰ってきた?(がまがえるさん)
「うるさい」って…誰の子?
風邪の症状がつらくて夜泣きをした子どもに対して「うるさくて寝られない」と夫が言ったことは、未だに許せません。(みなさん)
まずは心配してほしかった
体調が悪い子どもに対して、夫は心配より先に「うつすなよ」と言っていました。家族のために仕事にいかねばならない立場なので気持ちはわかりますが、子どもに言うことではないなと思いました。(桜太郎さん)
どの家庭でも、夫婦の役割分担において完璧なバランスを取るのは簡単ではありません。
しかし、ほんの少しの声かけや行動で、気持ちは大きく変わるものです。急な早退や休みが難しかったとしても、それによって偏りが生まれてしまったとしても、できることはあるのではないでしょうか。
話し合っていない=準備不足?
一方で、「話し合っていない=準備不足」とは限りません。中には「役割を決めると柔軟に動けなくなる」という考え方も見られました。
あえて話し合いはせずどちらも臨機応変に対応できる体制にしている家庭もあれば、しっかり話し合って明文化している家庭もあります。どちらが正しい、というものではなく、家庭によって「ちょうどいい形」は異なるのでしょう。
また、理想的な役割分担ができていると感じている家庭では、以下のようなスタンスが見られました。
・結婚前に家事の役割分担は決めていて、どちらかに負担がいきすぎないようにお互い気を付けている。
・お互いに好きな家事・きらいな家事があるので、好きなほうがその家事をメインでやりつつ、できないときは代われるようにしている。
・お互いの仕事や能力を尊重し、無理のないようフォローし合えている。
どのコメントにも共通するのは、“ふたりでどうするか”という視点でした。役割分担に「完璧なかたち」はなく、家庭ごとにベストなかたちもさまざまです。
大切なのは、どちらか一方が背負うのではなく、ふたりで納得できるバランスを見つけていく姿勢なのかもしれませんね。
■調査概要調査
調査タイトル:「子どもの体調不良時の役割分担」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年3月12日(水)~3月19日(水)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方(326人)