ランチと美容院へ行ったあと、実際にお世話になる施設を見せようと、ワフウフさん姉妹はあーちゃんを施設まで連れて行きました。しかし、美容院から向かったからなのか、イマイチあーちゃんは位置関係をつかめず、姉・なーにゃんの家の近くに引っ越すという印象を持ってもらえませんでした。しかも、翌日には引っ越しの話自体を忘れていて、一生懸命作戦を練ったワフウフさん姉妹はガッカリ……。それから数日後、知り合いの弁護士さんが時間を作ってくれたので、ワフウフさん姉妹が改めてあーちゃんのことを相談したところ、後見人の申し立て(=成年後見制度の申立ては、認知症などで判断能力が不十分になった人の財産管理や身上保護のため、家庭裁判所に後見人を選任してもらう手続き)をしたほうがいいと言われてしまいました。はたして後見人は必要なのか……? 考えることはまだ山積みです。
相変わらずお金に汚い父
相変わらず父と出かけ、財布をなくしまくっているあーちゃん。すでに、お金の動きが追えなくなっていました。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。
父がお昼をごちそうしてくれたとうれしそうに話すあーちゃんに対し、私たち姉妹はいたって冷静。
先日は、出先であーちゃんが父に頼まれて、一緒に支払いをしたそう。帰宅してから請求すると……。
まるで小学生のような言いわけで、支払いを拒否したのだとか。ちなみに、その額は200円程度らしく、あまりのセコさに姉妹であきれてしまいました……。
父はこんなことを言うようなのですが、そもそも手持ちがないならお出かけに誘わないでほしいのに……。
あーちゃんもご立腹に見えるけれど、きっと時間が経つと何も覚えていないんだろうなぁ……。
あーちゃんは、相変わらずお財布もお金もなくしてばかりいて、私たちは管理がしきれない状態です。そのため、父がまだあーちゃんのお金を盗っているのかどうかは謎……。ただ、あーちゃんは父と出かけて食事をごちそうしてもらっていると言っているので、きっと父があーちゃんの財布から支払っているのだろうとは思っています。
先日、あーちゃんが父と買い物に行ったときの話をしてくれたのですが、一緒に買っておいてと頼まれて払った分を、帰宅してから請求したところ「証拠は?」という小学生みたいなことを言われて返してもらえなかったとか……。その額は200円程度と聞いて、あまりのセコさに姉妹で脱力してしまいました。
そんな話をしながら、あーちゃんは「もう二度と一緒に買い物に行かないわ!」とご立腹だったけれど、どうせすぐ忘れてしまうから、きっと次も誘われたらホイホイと行ってしまうんだろうなぁ……。誰のせいでもなく、認知症だから仕方ないとわかっていても、振り回される身としては複雑です。
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あーちゃんのお金の動きが読めないのは、ワフウフさん姉妹にとって不安かもしれませんが、それも施設に入るまでの辛抱だと思えば、もう少しですね。父とあーちゃんは頻繁に外出しているようなので、実際に離れて暮らすとどんな変化があるのか……ちょっと心配です。
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