“白ワインビネガー”でプロの味に!夏野菜たっぷりの絶品ラタトゥイユ
NHK『きょうの料理』で料理研究家・杉本節子さんが紹介していた「なすのラタトゥイユ」。なすとトマト、万願寺とうがらしを炒め煮にした手軽な洋風おかずです。
京都府京都市生まれで、京の食文化を研究している杉本節子さん。フランス料理を学んだ経験があり、フランス風惣菜も得意としています。
京料理とフレンチと聞くと、なんだか上品でおしゃれな料理が出来上がりそう!さっそく作ってみましょう。
杉本節子さん「なすのラタトゥイユ」のレシピ
材料(2人分)
・なす…2コ
・万願寺とうがらし(辛くない大きめの青とうがらし)…4本 ※またはピーマン2コ
・トマト…1コ
・にんにく (小)…1かけ
・ローリエ…1枚
・白ワインビネガー…小さじ1 ※りんご酢や米酢でもOK
・オリーブ油…大さじ2と1/2
・サラダ油…大さじ2と1/2
【A】
・塩…小さじ1/2
・白ワイン…カップ1/4 ※または酒
・砂糖…小さじ1
今回は、万願寺とうがらしの代わりにピーマン、白ワインビネガーの代わりに米酢を使いました。
作り方①なすを切る
なすはヘタを切り落とし、4~5cm長さの筒状に切ります。水に浸けてアクを抜きましょう。
作り方②ほかの具材を切る
トマトはヘタを取ってザク切り、万願寺とうがらしは縦半分に切って種を除いてからザク切りにします。にんにくは薄皮をむき、縦半分に切りましょう。
作り方③なす、万願寺とうがらしを炒める
鍋にオリーブ油とサラダ油、にんにく、ローリエを入れて熱します。香りが出てきたら、なすの水けをよく拭いてから加え、炒めます。
続いて万願寺とうがらしを加え、炒めましょう。
オリーブ油となすは相性ぴったり。全体に油が回ってよく馴染むように炒めるのがポイントです。
作り方④約20分蒸し煮にする
全体に油が回ったらトマトを加え、【A】を順に加えてフタをします。途中、なすを潰さないように上下を混ぜ、約20分間蒸し煮にしましょう。
野菜から出てくる水分で蒸し煮にするのがポイント。なすがやわらかくなってくるので、煮くずれないように優しく混ぜてくださいね。
なすにしっかり火が入り煮汁がほどよく煮詰まったら、最後に“小さじ1のあの液体”白ワインビネガーを加えて仕上げます。今回は米酢を使いました。
野菜の旨みが引き立つ上品ラタトゥイユ
優しい塩気となすの甘み、ピーマンのほろ苦さ、トマトの甘酸っぱさなど、繊細な味が口いっぱいに広がります。
ほのかに香るローリエの爽やかさとにんにくの風味もちょうど良く、野菜のおかずなのに食べたあとの満足感がすごい!
白ワインの爽やかな風味も少し残っていて、たっぷりの油を使ったとは思えないほど後味があっさり。
最後に入れたお酢のおかげでキリッとしつつも、砂糖の甘みもあってバランスが完璧です。
今回はお酢を入れましたが、レシピ通り白ワインビネガーを使えばより爽やかさが増しそうですね。
オープンサンドに自己流アレンジしてみた
カリッと焼いたバゲットにラタトゥイユをのせて、オープンサンドを作ってみました。
さっぱりしたラタトゥイユに小麦の風味と香ばしさが加わって、さらに贅沢な味わいに。煮汁がバゲットに染み込んで、それもまた美味しいんです。
今回は出来立てをのせましたが、冷蔵庫で冷やして味を馴染ませてから使うのもおすすめです。
永久保存版のラタトゥイユ
京料理×フレンチを得意とする杉本節子さんならではのラタトゥイユ。生のトマトを使ったことで、野菜それぞれの味が引き立っていました。
いつもトマト缶で適当に作っていたけど、こっちのほうが断然好み!今後はこのレシピで作ります。