やってはいけない!ズッキーニのNG保存方法
ついついやってしまいがちな、ズッキーニのNG保存方法を4つご紹介します。
NG例1:ズッキーニを常温や冷蔵室で保存する
ズッキーニを常温で保存したり、冷蔵庫の中でも温度が低すぎる冷蔵室に入れたりしていませんか?
ズッキーニは低温に弱く、特に5℃以下の環境では低温障害を起こし、果肉が変色したり、ぶよぶよとやわらかくなったりしてしまいます。
また、夏の暑い時期に常温で放置すると、すぐに水分が失われてしなびたり、傷んでしまうんです。
NG例2:カットしたズッキーニを常温や野菜室で保存する
使いかけのズッキーニをラップもせずに常温に置いておいたり、とりあえず野菜室に入れておいたりするのもNGです。
カットした断面は乾燥しやすく、また空気に触れることで酸化が進み、変色や風味の劣化を招きます。
さらに、野菜室であっても、カットしたズッキーニにとっては乾燥しすぎたり、他の野菜から出るエチレンガスの影響を受けたりする可能性があります。
NG例3:水洗いしてから保存する
買ってきたズッキーニを洗ってから冷蔵庫へ、という方もいるかもしれませんが、これも避けた方が良いでしょう。
ズッキーニの表面についている水分は、傷みを早める原因になります。
なので、ズッキーニは水洗いしてから保存してしまうと、水分がついているところから腐ってしまうんです。
NG例4:むき出しのまま冷蔵庫に入れる
ズッキーニは乾燥にも弱い野菜です。
ラップをせずにそのまま冷蔵庫に入れると、水分がどんどん失われ、皮がシワシワになったり、食感が悪くなったりします。
適切な湿度を保つことが、鮮度維持のポイントです。
美味しさキープ!ズッキーニの正しい保存方法
それでは、ズッキーニの美味しさをできるだけ長く保つための正しい保存方法を見ていきましょう。
基本は「野菜室」で「乾燥を防ぐ」
ズッキーニの保存に適した温度は10℃前後と言われています。
そのため、冷蔵庫の中でも比較的温度が高めに設定されている「野菜室」が最適な場所です。
丸ごと保存する場合
ズッキーニの表面に水気がついていれば、キッチンペーパーで優しく拭き取ります
1本ずつキッチンペーパーで包み、さらにポリ袋や保存用袋に入れます
※このとき、袋の口を軽く閉じる程度にし、完全に密封しないように注意しましょう。適度な通気性を保つことで、結露による傷みを防ぎます。
冷蔵庫の野菜室に、立てて保存するのが理想的です。
横にすると、下の部分に重みがかかり傷みやすくなることがあります。
この方法で、およそ1週間程度の保存が可能です。
カットした場合の保存
使いかけのズッキーニは、傷みやすいので早めに使い切るのが基本ですが、どうしても使いきれない場合は以下の方法を参考にしてみてください。
カットした断面にぴったりとラップをします
全体をキッチンペーパーで包み、ポリ袋や保存容器に入れて野菜室で保存します
カットした場合は、2~3日以内を目安に使い切りましょう!
長期なら「冷凍」がおすすめ【ズッキーニの保存方法】
すぐに使い切れない場合や、たくさん手に入った場合は、冷凍保存が便利です。
ただし、冷凍したズッキーニは解凍すると水分が出て食感が変わるため、生食には向きません。
炒め物や煮込み料理、スープなどに活用しましょう。
冷凍保存の手順
ズッキーニをよく洗い、水気をしっかり拭き取ります
料理に使いやすい形にカットします
生のまま、またはかために塩茹でしてから水気をしっかり切り、冷凍用保存袋に平らになるように入れて冷凍します
※生のまま冷凍した方が、調理時に水分が出にくい傾向があります。
※冷凍したズッキーニを使う際は、必ず凍ったまま加熱調理をしてください。
ズッキーニを冷凍保存する際のポイント
塩茹でする場合は、茹で時間を短くし、冷水で冷やしてから水気をしっかり切ることが大切です。
金属製のトレーに並べて急速冷凍すると、品質が保たれやすくなります。
ズッキーニは正しい保存方法で美味しさ長持ち!
今回は「ズッキーニの鮮度を損なうNG保存方法」と「美味しさを長持ちさせるための正しい保存テクニック」をご紹介しました。
ズッキーニは、正しい方法で保存すれば美味しさを長く楽しむことができます。
ぜひ、今回ご紹介したポイントを参考に、日々の料理にズッキーニを取り入れてみてくださいね!