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離乳食のプロが教えます!病気のときに食べさせたいもの・控えたいもの

この記事では、離乳食インストラクターの中田馨さんが、赤ちゃんが病気のときの食事についてお話ししています。

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんが体調を崩すことも多い冬の時期。病気になったとき、少し大きくなれば食べたいものを言ってくれるようになりますが、赤ちゃんのときはそうはいきません。今日は、赤ちゃんが病気のときに何を食べさせればいいのかをお話ししますね。

 

病気の赤ちゃんにはどんなレシピがいい?

【離乳食を用意するときのポイント2つ】

・胃にやさしい食材(消化がいい)

・口当たりがいい(なめらか)

 

たとえばレシピだと、おかゆ・うどん・スープ・おろしたりんごなど(月齢に合わせたもの)。もし、ママが病気だったら何が食べたいと感じますか? 私は、熱があってもわりと何でも食べられる人なのですが、それでもあっさりとしたおかゆ、雑炊、うどんなどが思い浮かびます。

 

きっと、赤ちゃんもそんな気分だと思います。おかゆやうどんはいつも以上にトロトロに煮込んだもの。スープもかぼちゃやじゃがいものポタージュのようなものだと食べやすいですね。

 

病気の赤ちゃんに控えたほうがいいもの

では、逆に控えたほうがいいものはあるのでしょうか? 下記のような食材や食べ物はなるべく食べないようにしましょう。

 

繊維の多いもの

特におなかの調子が悪いときは、繊維の多い野菜などは避けましょう。
 

魚や肉

魚や肉は、元気を出してほしくて食べさせたい食材ですが、脂身が多い、消化が悪い場合もあるので、病気のときは避けましょう。
 

冷たい飲み物

特におなかの調子が悪いときは、冷たい飲み物がおなかを刺激してしまうこともありますので、避けましょう。

私は体調が悪いときにヨーグルトが苦手でした。吐いてしまったことがあったんですね。このように、食べて気分が悪くなる食べ物もありますので、食べたあとは赤ちゃんの様子を観察することも大切です。

 

もし離乳食を食べなかったら?

もし赤ちゃんが離乳食を食べてくれなかったら……。母乳やミルクは飲んでいますか? 飲んでいたらそれでOKです。熱があるとき、下痢・嘔吐があるときは脱水になりやすいので、水分はしっかりと飲ませるように意識しましょう。水分補給ができているかをまずは第一に考えましょう。

 

離乳食を再開したときに気を付けることは?

しばらく離乳食を食べられていなかった場合は、いきなりお肉を与えたりせず、おなかにやさしいものから始めましょう。離乳食を開始したときのことを思い出し、最初はおかゆ、続いて野菜を増やし、豆腐や魚も増やしていくなど、ゆっくり進めるとより安心ですね。

病気の種類によって、与えないほうがいい食材もあったりします。自己判断せずに、お医者さんと相談しながら進めてくださいね。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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