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旅行直前、夫が赤ちゃん連れで帰宅「預かるからお世話ヨロシク」「私は旅行に行くね」出て行った結果…?!

私は30代の専業主婦です。私が妊娠中のときの話です。夫はいつもやさしくて穏やかな人ですが、なんでも“安請け合い”してしまうという癖があり、困っていました。

会社の上司の代わりに急にゴルフへ行ったり、草野球に誘われて私との予定をドタキャンしたり……。私との約束があるのに、「相手が困っていたから」といつも断れません。

 

やさしいけれど、断れない夫

結局、しわ寄せがくるのはいつも私。近くに住んでいる仲の良い義母に愚痴こぼすのが日課になっていました。義母は「もう少し自分の家庭を優先しなさい」と夫に言ってくれるのですが、なかなか治りません。

 

そんな夫と、大型連休に東北の秘湯を巡る予定を立てました。やっと予約が取れた人気の宿。私は楽しみで仕方ありません!

 

 

旅行前夜、赤ちゃんを連れてきた!

しかし、旅行前日の夜。

夫が突然、会社の同僚夫婦と、その赤ちゃんを連れて帰って来たのです……!

 

そして、赤ちゃんを抱きながら言いました。

「このふたりは授かり婚で、なかなか夫婦の時間が取れないんだって。だから、たまには夫婦で過ごさせてあげたいなと思って、赤ちゃんを預かることにしたから。一緒にお世話、よろしくね!」

 

どうやら、赤ちゃんを預かる提案をしたのは夫からだったようです。唖然としている私の横で、夫と同僚夫婦はどんどん話を進め、同僚夫婦は赤ちゃんを預けて去って行きました。

 

 

もう我慢の限界です

私はもう限界でした。

「じゃあ、私は予定通り旅行に行ってくるね。ひとりで育児、頑張ってね」

 

そう言って、予定通り旅立つことに。夫は「両親学級に参加したから、赤ちゃんのお世話できると思ったんだ。でも俺ひとりじゃ無理だよ……!」と慌てていましたが、知ったことではありません。

義母には「夫からSOSの連絡があるかもしれない」と連絡を入れておきました。

 

パパ修行、始まりました

その後、夫は赤ちゃんのお世話に追われ、てんてこ舞いだったそう。赤ちゃんが泣き止まず、抱っこしっぱなしで寝不足になり、食事もとれず疲労困憊。

案の定、夫は義母に「助けてほしい」と連絡。翌朝、義母が家へ行くと、夫は一晩で見るからにボロボロだったそう。

 

そして、赤ちゃんを預けた同僚夫婦は、「さすがに5日間は申し訳なくて……一晩で十分です、ありがとうございました!」と、翌日には引き取りに来てくれたとのこと。

 

私は急きょ友人を誘い、予定通り5日間の旅行を全力で楽しみました。夫へのモヤモヤも忘れてリフレッシュ! すっきりした気持ちで帰路につきました。

 

優先順位が大切です

夫は義母にこっぴどく叱られ、ようやく自分の行動を深く反省してくれました。「奥さんをこのままぞんざいに扱うと、見限られるよ」という義母の言葉が効いたようです。

 

「これからは家族第一にする。もう、安請け合いはしないよ」

 

そう誓ってくれたあと、私との約束を破ることはなくなりました。そして夫は今、その「やさしさ」を、生まれた子どもに向けて、愛情たっぷりで育児してくれています。夫の安請け合い癖が直ってよかったと思った一件でした。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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