10歳の娘が夫に喝!
私は繁忙期には仕事を持ち帰ることもあるので、家事や育児と仕事の両立は大変。対して夫の仕事は不定休で始業時間が遅く、普段から自分だけ遅くまで寝ています。早く起きて家事を手伝ってほしいのですが、「夫も毎日忙しいからしょうがないか」と諦めていました。
繁忙期を迎えた私は、夜の家事のあと仕事をすることが増え、寝不足が続いていたため、ある日とうとう朝寝坊をしてしまいました。慌てて支度をしましたが、夫のお弁当までは作る時間がありません。家を出ようとしたころ起きてきた夫に「ごめんね、今日寝坊してお弁当作れなかった」と言うと、「えー、今日はお弁当買わなきゃいけないのか。小遣いも減るし嫌だなー」とふてくされた様子。私は「朝起きて、子どもたちの支度を手伝ってくれれば、私が寝坊してもお弁当作れるんだけど……」と言い返しましたが、「俺は毎日疲れているんだから、朝起きるのは無理だよ」と言う夫。私だって毎日遅くまで仕事をしてるのに、家事も育児もしてるんですけど! と腹が立ちましたが、仕事に遅れそうだったので言い返さず、家を出ました。
数日後、高校時代からの友人と会うことになりました。久しぶりだったこともあり少し奮発して、3,000円のランチコースを食べに行くことに。楽しい時間を過ごし、その日の夜、帰ってきた夫に「今日は料理もおいしくてとても楽しかった」と話したところ、夫は「へー」と気のない返事をするだけ。そして夫は息子に向かって「ママは今日豪華な昼ごはんを食べたんだってさ。パパはママがお弁当を作ってくれない日は安いお弁当で我慢してるのにね」と大きい声で嫌みのように言ったのです。私はイラッとしましたが、息子は「じゃあ、今度はみんなで食べに行こうね」と笑顔で言ってくれました。
息子が思ったようなリアクションをしなかったせいか、今度は娘のところに行き同じように「ママだけ豪華な昼ごはん食べたらしいよ。パパにはお弁当作らないこともあるのに」と言います。すると娘が夫にズバリひと言!「いいじゃん、ママは毎日頑張ってるんだから! お弁当だってママが早起きして作ってるのに。パパもギリギリまで寝てないで、大人なんだからお弁当くらい自分で作りなよ」と、言ってくれたのです。私がなかなか夫に言えないことをはっきりと言ってくれて、私はスッキリ。夫は誰も味方になってくれないので、「パパだって毎日忙しいのに……」と言いながら自室に行ってしまいました。
その後夫が謝ってくることはありませんでしたが、お弁当が無くても文句を言うことはなくなりました。私は子どもが自分の頑張りを見ていてくれたのがうれしく、これからもこの子たちのために、家のことも仕事も頑張ろうと思えた出来事でした。
著者:国元 沙織/30代・会社員。大人の女性のようなことを言い出す10歳の娘と、いつまでも甘えん坊な5歳の息子を育てるママ。仕事と家事育児に追われながらも、将来の自分や子どものためにと頑張っている。推しの動画を見てストレス発散するのが日課。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!