ママ友宅でお菓子を大量に食べ、手ぶらで来たのに残りを持ち帰るなど、非常識な行動をしたことでママ友たちに距離を置かれてしまいました。職場では差し入れのお土産を、たまみさんが全部取ったことで非常識と怒られてしまいます。
幼いころから母親に「もらえるものは全部もらう」と教えられたとおりにしていますが、たまみさんは孤立していました。
その後、小学生になったまいちゃんは、新しくできた友だち・ゆいかちゃんの物を勝手に持ち帰り、盗んだことが発覚。取った物の返却を約束し謝罪したことで和解。
しかし、「ママだって、いつも人からもらってるじゃん。なんでママはよくて、私はだめなの? ママも泥棒なの?」というまいちゃんの言葉に動揺します。
夫にも、たまみさんのその非常識さが悪影響を与えていると責められてしまって……。
たまみさんが変わる一歩
まいちゃんの行動を「悪気があったわけじゃない」とかばうたまみさんに対し、夫は「悪気がないほうが問題だよ」と突っぱねます。
「自分の常識を変えなきゃ」
「このままじゃ本当に手遅れになる。今なら間に合うから」
夫は、今後人におねだりしないといった決まりごとを設定。
まいちゃんともしっかり話し合ったことで、たまみさんの意識も徐々に常識的なものへと変化していきます。
悪いのはすべて私だった……
私のせいで、娘が人に嫌われることをしてしまった
私は、かわいい子どもたちを泥棒にしたくない
自分に根付いている価値観が間違いだったと受け入れるのは容易ではありませんが、それでもたまみさんは、子どもたちのことを思い、これまでに迷惑をかけたママ友たちに謝罪し、前向きに歩み出したのでした。
これまで謝罪しつつも「泥棒呼ばわりなんてひどい」「悪気はなかったのに」と、どこか自分自身とまいちゃんを正当化していたたまみさん。しかし、夫の「悪気がない方が問題だ」という言葉に、ようやく自分の常識を変える決心ができたようです。
幼いころから当たり前だと思っていた常識を根本から変えることは、決して容易なことではありません。それでも、自分の間違いに素直に向き合い、見つめ直す姿勢が、自分を変えていくための大切な第一歩となります。
たまみさんには、かわいい子どもたちのためにも、これから頑張ってほしいですね!
神谷もちさんの連載は、ブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。