図々しいクラスメイトの祖父母
がんばる息子の姿を撮影するため、見やすい場所に移動しました。すると、後方から「ちょっと失礼! 通りますー!」と声が聞こえて、振り返ると息子のクラスメイトの祖父が大きなカメラを持って、ズカズカと前のほうに割って入ってきたのです。
周りの保護者たちは「え…?」と、その迷惑な行動にあ然。すると今度は「ごめんなさいねー」と言いながら、クラスメイトの祖母が人をかき分けてズカズカ前にやって来ました。結局、クラスメイトの祖父母は最前列にカメラを2台も広々セッティング。
割り込んで最前列を陣取ることも、他の保護者に遠慮せず広くスペースを使うことも、非常識だなと思いましたが、孫の出番に張り切りすぎちゃったのかな……と、私は自分を納得させて、その隣に立ってカメラを構えました。
そして、いよいよ息子たちのダンスがスタート。すると、私の隣でクラスメイトの祖父母は、曲も息子たちのかけ声も聞こえないほどの大声で自分の孫を応援し始めたのです。私が撮影した映像には、隣で大騒ぎする祖父母の声が終始入っていて……。さらには、私が構えるカメラに被って、孫に大きく手を振るので、映像には何度も手が映り込んでしまっていて、とても残念でした。
私は、声援のボリュームを少し抑えてもらえないかと声をかけたのですが、「あーはいはい、失礼失礼、すみませんねー!」と迷惑そうに言い返されてしまい、こちらの要望を聞いてもらえることはなく、息子たちのダンスは終了。その後、他の保護者が先生に相談したようで、その祖父母に先生が注意してくれました。
そのおかげで、次の演目では行動を控えめにしてくれましたが、自分の孫の出番が終わっても最前列からカメラをどかさないなど、やはり迷惑な行動は目立っていました。私も子どものこととなると、つい夢中になって、周りが見えなくなってしまうことがあるので、周りに迷惑をかけないよう気をつけようと思った出来事でした。
◇ ◇ ◇
がんばるわが子を応援したい、記録に残したいと思うのは、みんな同じ。子どもたちが主役の場で、保護者が悪目立ちしてしまうのは避けたいですよね。夢中になると周りが見えなくなってしまいがちですが、周りへの配慮を忘れず、節度ある行動を心がけましょう。
著者:山口 沙也加/30代・女性・主婦。2人の子どもを育てる母。ほぼワンオペ育児中。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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