初めての出産と育児。最初は赤ちゃんが泣いてる理由すら理解できませんでした。そんなときに赤ちゃんが眠さと戦いながらぐずっているのを見て、どうしたら安心して眠れるのか、いろいろと試してみて学んだ私の体験談です。
赤ちゃんは不安がいっぱい
生まれたばかりの赤ちゃんは何も肌についていない状態を不安に感じると、産婦人科の沐浴指導で教えてもらいました。お風呂だけでなく寝るときも何かに触れていたり、心音を聞くと安心するとのことで、そんなちょっとしたことでも不安になったり安心したりするのだと繊細な赤ちゃんにびっくりしました。
大人には想像のつかないような不安がたくさんあるのだろうと思いました。そこで実際に、眠るときにぐずっているわが子に何かに触れさせた状態を作ってみることにしました。
窮屈そうだけどそれが「安心」?
ある日、肌寒いかなと感じて赤ちゃんを毛布に包んで抱っこをしていたところ、すぐに眠りました。そのときに、眠さと戦って泣いている赤ちゃんはタオルや毛布に包んであげると安心してぐっすりと眠ることができるのかもしれないと学びました。
大人は大の字で寝たほうが心地よく感じたりするものですが、赤ちゃんは包まれるのが好きなのだなと改めて思いました。
自分で体温調節できないのも大変
赤ちゃんは暑いときや寒いときも泣いて知らせることしかできません。泣く理由がわからないときは、手足が冷えすぎていないか、背中などに汗をかいていないかなどをよく確認し、体温調節をおこなうようにしました。
毛布にくるんで寝かせているときに暑そうであれば、包むものをタオルに変えてみるとぐっすりと眠りました。赤ちゃんが泣いている姿をじっくりと観察し、いろいろと試すうちに徐々に気持ちがわかるようになり、「言葉の代わりに泣いて伝えてくれている」ということにも気付けました。
最初はどうしたら眠ってくれるのかと困っていましたが、わが子の場合、おなかの中にいるときのように包まれることで安心するのがわかりました。ぐっすりと眠っている赤ちゃんを見ていると、私自身も安心できるとともに心がほっこりとして育児を頑張る活力になりました。
著者:永田真結
4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。