夕飯まで食べて帰ろうとする始末…
1歳の娘を持つAさんとは、わが家の娘と年齢が同じということもありすぐに意気投合しました。気づけばお互いのSNSのアカウントを教えあい、連絡を取り合う仲に。やがてAさんは、娘を連れて頻繁にわが家に遊びにくるようになりました。
最初は楽しくおしゃべりをして過ごしていましたが、次第に気がかりが増します。Aさんは、午後の少し遅めの2時半ごろに遊びにくるのです。挙句の果てに、6時を過ぎ夕飯の時間になってもなかなか帰宅してくれず、わが家に6時間以上も滞在するようになりました。長居するAさんに「そろそろお風呂とか夕飯の支度もしないと……Aさんは大丈夫?」とそれとなく帰宅を促すと、「うちは家でお風呂を済ませて来てるから大丈夫だよ。気にせず入ってきなよ! 旦那さん遅いようなら、デリバリーにする?」と、勝手に夕飯まで一緒に食べていこうとします。Aさんの旦那さんは、仕事で帰宅が遅くなるらしく、私の夫も残業が多く、深夜になることもしばしば。夫が遅くまで帰らないのをいいことに、長居するつもりで既に自宅でお風呂を済ませたあとに遊びに来ていたのです。結局その日は、お互いの娘たちが寝た9時半すぎごろに、やっと帰っていきました。
別の日には「今日の夜ごはんはなに? 私も一緒に食べていい?」と言われ、「そんなにたくさん作ってないの」と言うと「じゃあ、今度から多めにお願い!」と言う始末……。どうしても長居しようとするAさんに、「早く帰ってほしい」とは言えず、モヤモヤとした日々を過ごしていました。
そんなある日、Aさんと話していると、なんとAさんの旦那さんは、夫の職場の後輩だと判明! 以前から私は夫にAさんのことを相談していたので、夫からそれとなく、Aさんの旦那さんに話をしてもらうことに。そして夫は、Aさんの旦那さんに「子どもを連れて、遅い時間に出歩かないほうがいいのでは?」と言ってくれました。
すると、次の日の夜、Aさんが旦那さんと一緒にうちに現れました。Aさんの旦那さんは「妻がいつもご迷惑をお掛けしてすみません! 今後は遅くまでお邪魔しないようにしっかり注意しましたので」と頭を下げてくれ、Aさんも「ごめんね」と謝罪してくれました。
今でもAさんは変わらずわが家には遊びにきます。しかし謝罪があったあとはAさんが夜遅くまでうちにいることはなくなり、肩の荷が下りました。娘たちも楽しそうに遊んでいるので、今後も仲良くしていきたいと思います。
仲良くなるほど、礼儀をついおろそかにしてしまうこともあるのだろうなと、今回の一件で実感しました。私はこれからも人への礼儀を忘れず、ママ友とはほどよい距離感でお付き合いしていきたいと思った出来事でした。
著者:小西希実/30代・自営業。夫と好奇心旺盛な1歳の娘との3人家族。ダイエットをすると宣言しながらも、お菓子の誘惑に勝てない甘党ママ。
作画: yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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