義母の食卓で驚いたこと
義母が「今日はごはんを用意してるからね」と言ってくれていて、私は義母の手料理をいただけるのを楽しみにしていました。
到着すると、キッチンではすでに準備がほぼ整っていて、「もう座ってていいわよ」と促され、私は食卓につきました。そして、テーブルに並んだ料理を見て、思わず驚きました。食器がすべて、あの銀色の、どこか懐かしいものだったのです。
ステンレス製の食器に、深さのある皿やカップ。子どものころ、給食で使っていたタイプの食器でした。
「これ、学校で使ってたやつですよね?」とたずねると、義母は笑いながら「そうなのよ」と教えてくれました。
義母は、以前は小学校の給食を作る仕事をしていたそうです。その学校が廃校になった際に、給食で使われていた銀色の食器が大量に譲渡されることになり、義母は懐かしさもあって、たくさんもらってきたのだそう。今でも家族の普段使いとして活用しているそうです。
どうりで懐かしいと感じたわけだ、と私はひとり納得しました。義母の家庭料理をその食器でいただきながら、小学校の給食時間を思い出した私。思いがけず、胸がぽっと温かくなるような、そんな食卓の時間でした。
著者:日野うさぎ/40代女性/2児の母。趣味はドラマ鑑賞と裁縫。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
※AI生成画像を使用しています
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