お世話になった感謝の気持ちを込めて
母の日が近づくなかで、ちょうど夫がひとりで実家に帰省する予定があったため、「せっかくなら母の日のプレゼントを」と思い立ち、子どもたちと一緒に買い物に行きました。選んだのは、500円ほどの上品なタオルハンカチ。高価なものは気を遣わせてしまうと思い、手頃で実用的なものを選びました。
ワンオペでのお出かけは大変でしたが、子どもたちと一緒に選んだその時間も含めて「ありがとう」の気持ちを込めたつもりでした。母の日の前日、私は「お義母さんに渡してね」と、夫にプレゼントを託したのですが……。
まさかの反応に戸惑いとショック
「お義母さん、喜んでくれた?」と帰宅後に聞いたところ、返ってきたのは「なんか、『お返ししないといけないから、今後はプレゼントいらない』って言ってたよ」という意外な言葉。
善意のつもりだった気持ちが、義母にとっては負担になってしまっていたのかとショックを受けました。自分では喜ばれると信じていたため、そのギャップに心が沈みました。
お返しをめぐるすれ違い
数日後、義母から「プレゼントありがとうございました。お返しは何が希望ですか?」とメッセージが来ました。「お返しなんて要らないです」と伝えたものの、どこか納得していない様子。
空気が重たくならないよう「次回遊びに来たときに、子どもたちにお菓子でも買ってください」と軽く返したところ、「やっぱり何か物が欲しかったのね。お菓子ですね、わかりました」と皮肉を含んだような返信が来てしまいました。
義母とのこの一件で、自分では「気持ち」だけのつもりでも受け取る側によっては「義務」になってしまうこともあると気付きました。そして、「感謝を伝える方法は物だけではない」ということや、「無理に形にしなくてもよい関係の築き方」があると学びました。今後は、お互いに気を遣わずに済む適度な距離感で、誤解やプレッシャーを生まない関係を築いていきたいと思います。
著者:野中 まゆ/30代女性/2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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