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ドヤ顔で「良い夫アピール」をする父に塩対応の先生。頼もし過ぎる! #母の認知症介護日記 204

「母の認知症介護日記」第204話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

ワフウフさんは、母・あーちゃんに振り回されて心が疲れていました。しかし、それでも病院の付き添いをしなくてはならず、数日ぶりに顔を合わせることに。そこで、ワフウフさんは改めてホームの入所についてどう思っているのか、あーちゃんに確認してみました。すると、どうやらあーちゃんは引っ越しが嫌というよりは「ひとりで外出できない」ことが引っかかっている様子。ワフウフさんは、少しでも老人ホームへの入所を前向きに考えてもらえるよう、「それはあくまでも父の暴走が落ち着くまでの間」だと説明すると、あーちゃんも納得したようでした。しかし、それからすぐにお金や引っ越しについての質問攻めにあってしまい、結局「引っ越す」という明確な言葉は聞けないまま終わりました。

あーちゃんが老人ホームへの入所についてどう思っているのかわからず、ワフウフさん姉妹は途方に暮れていました。そんななか、認知症の病院の受診日がやってきて、以前に宣言した通り父も付き添いでやって来ました。しかし、病院のスタッフや先生は、ワフウフさん姉妹の意向に合わせて父の対応をしてくれたので、大きな混乱もなくひと安心。さらに、先生が父のいない間にあーちゃんへ老人ホームへの入所を強く勧めてくれたことで、あーちゃんからは入所を了承する発言も聞くことができました。

 

完全にアウェイの父

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

父がトイレから戻り、診察室へ入ってくると、周りの空気が一瞬で変わりました。先生は、背を向けたまま忙しそうにパソコンを見つめています。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そんな先生の背中に向けて、あいさつをする父。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生は仏頂面で顔だけこちらへ向けて、軽く応えただけ。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そして、そのまま診察を終えようとしますが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ここで、父が話を始めます。その内容は、突っ込みどころ満載……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

とりあえず、黙って聞いている私たち。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生も、仏頂面のまま何も答えず……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

すると、父はまた勝手に話し始めました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生は、その会話を広げるわけでもなく、また診察を終えようとしました。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

姉・なーにゃんに促されて、今度は違う話題を振る父。しかも、どことなく上から目線の物言いです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

さすがに黙っていられずに口を挟んでしまいました。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

私の言葉に対して、父は唐突に自分語りを始めました……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生は相変わらず塩対応。完全にアウェイ状態となり、さすがに父も何か察したのか、黙ってしまいました。

 

 

トイレに行っていた父が診察室に入ると、それまでの穏やかな空気が一変。先生は机に向かって背を向けていました。その背中に向かって父が「あーちゃんの夫です」とあいさつするも、先生「ああ、どうも!」と仏頂面のまま答えるだけ。そして「今日はこれでいいですよ」と、診察を終えようとしました。

 

すると父は、空気を読まずに突っ込みどころ満載の話を始めたのです。先生は、仏頂面でただ聞いているのみ。まともに返事もしません。それでも父は懲りずに話し続けますが、先生は「じゃあ今日はこれでいいですよ」と、再度診察を終えようとしました。

 

それでも諦めようとしない父。あーちゃんが認知症の病院を「足の病院」だと思っていることについても、父はどことなく上から目線で話していました。ただ、先生は相変わらずの塩対応っぷり。父のアウェイ感がすごくて、これまで父のことで悔しい思いをたくさんしてきましたが、私はなんだか報われたような気がしました。

 

--------------

あーちゃんと父を物理的に離すべきだと言っていた先生らしい、大人な対応でしたね。ただ、これであの父がおとなしくなるとは思えません……。逆に、暴走を加速するようなことがなければいいですが、まだまだ油断はできませんね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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