あーちゃんが老人ホームへの入所についてどう思っているのかわからず、ワフウフさん姉妹は途方に暮れていました。そんななか、認知症の病院の受診日がやってきて、以前に宣言した通り父も付き添いでやって来ました。しかし、病院のスタッフや先生は、ワフウフさん姉妹の意向に合わせて父の対応をしてくれたので、大きな混乱もなくひと安心。さらに、先生が父のいない間にあーちゃんへ老人ホームへの入所を強く勧めてくれたことで、あーちゃんからは入所を了承する発言も聞くことができました。
完全にアウェイの父
父がトイレから戻り、診察室へ入ってくると、周りの空気が一瞬で変わりました。先生は、背を向けたまま忙しそうにパソコンを見つめています。
そんな先生の背中に向けて、あいさつをする父。
先生は仏頂面で顔だけこちらへ向けて、軽く応えただけ。
そして、そのまま診察を終えようとしますが……。
ここで、父が話を始めます。その内容は、突っ込みどころ満載……。
とりあえず、黙って聞いている私たち。
先生も、仏頂面のまま何も答えず……。
すると、父はまた勝手に話し始めました。
先生は、その会話を広げるわけでもなく、また診察を終えようとしました。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫
姉・なーにゃんに促されて、今度は違う話題を振る父。しかも、どことなく上から目線の物言いです。
さすがに黙っていられずに口を挟んでしまいました。
私の言葉に対して、父は唐突に自分語りを始めました……。
先生は相変わらず塩対応。完全にアウェイ状態となり、さすがに父も何か察したのか、黙ってしまいました。
トイレに行っていた父が診察室に入ると、それまでの穏やかな空気が一変。先生は机に向かって背を向けていました。その背中に向かって父が「あーちゃんの夫です」とあいさつするも、先生「ああ、どうも!」と仏頂面のまま答えるだけ。そして「今日はこれでいいですよ」と、診察を終えようとしました。
すると父は、空気を読まずに突っ込みどころ満載の話を始めたのです。先生は、仏頂面でただ聞いているのみ。まともに返事もしません。それでも父は懲りずに話し続けますが、先生は「じゃあ今日はこれでいいですよ」と、再度診察を終えようとしました。
それでも諦めようとしない父。あーちゃんが認知症の病院を「足の病院」だと思っていることについても、父はどことなく上から目線で話していました。ただ、先生は相変わらずの塩対応っぷり。父のアウェイ感がすごくて、これまで父のことで悔しい思いをたくさんしてきましたが、私はなんだか報われたような気がしました。
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あーちゃんと父を物理的に離すべきだと言っていた先生らしい、大人な対応でしたね。ただ、これであの父がおとなしくなるとは思えません……。逆に、暴走を加速するようなことがなければいいですが、まだまだ油断はできませんね。
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