車内放置は”菌を育てている”のと同じ!
マクドナルドでテイクアウトしてから、「車に置きっぱなしでスーパーでお買い物」「出先で食べようとクーラーをつけずに車でお出かけ」なんてことをしている人は要注意!
JAFの調査によると、気温35℃のときにクーラーなしで駐車した車内の温度はたったの30分で40℃を超えてしまうんです。
食中毒菌が増殖しやすい温度は約20℃~50℃。「ちょっとだから大丈夫」と油断している間に、菌がわんさか増殖してしまいます。
どうしても車内に置いておきたい場合は、保冷剤や保冷バッグ、クーラーボックスを使いましょう。
“あとで食べるから”はダメ!常温が危険なワケ
お昼に食べようと買ってきたハンバーガー。やっぱり後で食べようと、袋のまま部屋にポイッと置いませんか?
車の中ほど暑くないとしても、いまの時期の部屋の中は高温多湿。うっかりしているとすぐに菌が繁殖してしまいます。
マクドナルドの公式サイトにもこう書かれています。
”すぐにお召し上がりいただくことを前提としておりますので、ご購入後はなるべくお早めに、できたての美味しさをお楽しみください”
具体的な決まりはありませんが、暑い時期は菌が増えやすいので2時間以内を目安に食べきると安心です。
菌は10℃以下になると増殖が遅くなるので、食べないと判断したらすぐに冷蔵庫に入れておきましょう。
軽い温めじゃ菌はへこたれません!
もし常温に放置したとしても「ちゃんと温めたら菌が死ぬんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。確かに、ほとんどの菌は中心部75℃1分以上の加熱で死滅します。
ただ、ハンバーガーをこの条件で温めると、パティは肉汁が出てパサパサに、バンズは萎んでかたくなってしまうはず。
つまり、あとから温め直せば大丈夫!とはいかないのです。菌を増やさないためには、最初の保存が勝負どころ。おいしさと安全を守るために、常温放置は避けましょう。
“傷みやすいバーガー”ってあるの?
ハンバーガーの種類によって傷みやすさに差があるのか気になりませんか?
正直なところ、シンプルなハンバーガー®やチーズバーガー®を除けば、どれも野菜やソースがたっぷりで菌にとっては栄養満点。
それほど大きな差はないので、とにかく買ったらすぐに食べるか、食べない場合は保冷バッグや冷蔵庫に入れてくださいね。
ポテトは翌日食べても大丈夫?
水分が多いソースや野菜が入っていない分、ポテトの方が食中毒のリスクは少ないかもしれません。ただし、車内や常温に放置するのは厳禁!
余ったら空気に触れないようチャック付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存し、翌日には食べ切りましょう。
時間が経ったものは、揚げたてと比べるとベチャッとしてイマイチ。そんなときはフライパンやトースターで温めるとカリッと感が復活しますよ。
2時間以内が合言葉!マクドナルドを安全に楽しもう
ハンバーガーをテイクアウトしたら、なるべく早く食べるのが一番!どうしても持ち歩くなら、保冷バッグと保冷剤をセットで持っておくと安心です。
しっかり対策して、心置きなくマクドナルドを堪能してくださいね。