今回は、2025年5月生まれの女の子3,462名の名前の中から、“5月らしさ”や“春らしさ”を感じさせる、個性が光る名前をピックアップして紹介します。
蘭叶(主なよみ:らな/らんか)
「蘭」は春に咲く高貴な花として知られており、やさしく上品な印象を与える漢字です。「叶」は「願いが叶う」という意味があり、未来への希望や願いを込めて名付けられることが多いです。
「蘭叶」という名前は、「蘭のように美しく凛と咲き、願いを叶える人生を歩んでほしい」という親御さんの思いが込められているような名前です。
萌々(主なよみ:もも)
「萌」は草木が芽吹く様子を表す漢字で、「春の始まり」や「生命の芽生え」を象徴します。「萌々」と繰り返すことで、いきいきとした愛らしい印象になります。
春の暖かさの中で生き生きと育っていくような、明るく元気な女の子への願いが感じられる名前です。
桜凪(主なよみ:さな・もも)
「桜」は春を象徴する日本の代表的な花、「凪」は風がやみ穏やかな海の状態を意味します。「桜凪」は、春の桜が咲く穏やかな風景を思わせる名前です。
「おだやかで人を和ませる存在に育ってほしい」という気持ちが込められているようです。
妃翠(主なよみ:ひすい)
「妃」は気品や優雅さを、「翠」はエメラルドのような美しい緑色を表す漢字です。5月の誕生石エメラルドの和名は「翠玉(すいぎょく)」であり、「翠」という漢字とも深く結びついています。
「妃翠」という名前には、高貴で美しく、新緑のようにすがすがしい存在でいてほしいという願いが込められているようです。
陶花(主なよみ:とうか)
「陶」は陶芸などに使われる漢字で、落ち着きと温もりを感じさせます。「花」と組み合わせることで、「やさしくあたたかみのある花のような子に育ってほしい」という願いが込められた名前になります。花を連想させる、やわらかく品のある名前です。
咲蕾(主なよみ:さくら・さら)
「咲」は花が開くこと、「蕾」は花が咲く前のつぼみを意味する漢字で、春の訪れとともに花開く様子をイメージさせます。
「つぼみがやがて咲き誇るように、時間をかけてゆっくりと自分らしく咲いてほしい」という願いが感じられます。
▼季節の移ろいとともに、その時期ならではの情景や植物をイメージして名付けられる「春・5月らしさ」のある名前たち。それぞれに個性や美しさが光ります。
「珍しさ」と「季節感」の両方を備えた名前は、他の子とかぶりにくく、かつ印象に残る魅力があります。今回ご紹介した名前が、名付けを考える方にとって、春のようにあたたかく心に残るヒントとなれば幸いです。
photo:@nyamichinさん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年5月1日(木)〜2025年5月25日(日)
回答件数:3,462件(女の子)