美しい海をバックに結婚式のはずが…
モルディブと言えば、美しい海のある自然豊かな場所。海の上に浮かぶ島で2人だけの結婚式をおこなう予定でした。モルディブに着いた日は穏やかな天気で、見たこともないほど透き通る美しい海に青い空、まさに感動の連続。リゾートのスタッフと結婚式の打ち合わせをしながら、明日に控える結婚式をとても楽しみにしていました。
しかし……結婚式当日、窓を開けてみると、昨日までの風景とは全く異なる大嵐の風景が広がっていたのです。
大ピンチ!…からの!?
急いでスタッフのところへ行くと、モルディブの天気がここまで荒れるのは珍しいとのこと、そして急きょ、ホテルのロビーで結婚式をおこなうと説明されました。モルディブまで来て、まさかのロビーで結婚式……。
「せっかくなのに」と落ち込んでいると……数時間して、奇跡が起きました。大嵐が落ち着き、晴れ間が見えたのです。
急いで準備をおこない、嵐の合間に見えた晴れ間を利用して、予定通り結婚式をおこないました。2人だけの小さな結婚式でしたが、スタッフ全員の協力のおかげで、美しい景色に囲まれながら憧れのリゾートウエディングを無事おこなうことができました。
結婚生活は山あり谷あり。そんなときは…
そんなドタバタの結婚式や新婚旅行を終えて、海外での新婚生活がスタート。慣れない土地での生活は、言葉が通じなくて悪戦苦闘したり、新しい生活スタイルや文化の違いに戸惑いを感じたりすることがたくさんありました。
しかし、結婚式でのあのドタバタ……からの奇跡を思い出すたびに、不思議と「何とかなるさ」と前向きな気持ちになれたのです。私たちの結婚生活のなかで、あの奇跡の出来事が大きな支えとなっていることは間違いありません。
◇ ◇ ◇ ◇
一度は諦めかけたリゾートウエディングですが、奇跡的な天気の回復とスタッフの協力のもと、無事におこなうことができ、この経験が私たち夫婦にとっての大事な出来事となりました。
これからの人生もきっと思い通りに行かないことがたくさんあると思います。そんなときは奇跡の結婚式エピソードを夫婦で思い返しながら、「何とかなるさ」の精神で、山あり谷ありの結婚生活を楽しんでいきたいと思っています。
著者/渡辺あや
イラスト/sawawa
続いてのお話は、憧れの海外挙式当日に生理がきてしまい、予想外で生理用品もない状況で……。
え、まさか…!?憧れの海外ウェディング当日に突然の生理!備えゼロでパニックに…
憧れのハワイ挙式、準備は万全
数年前の話です。夫と入籍して1年が経とうとしていたころ、私たちは憧れのハワイ挙式に向けて準備を進めていました。せっかく海外に行くのだからと、式の日を含め、海外にいる間は生理がかぶらないようにスケジュールを調整。私はいつも予定どおりに生理がきていたので、「生理予定日を避けたスケジュールなら大丈夫!」とあまり心配していませんでした。
持ち物を何度もチェックして家を出発し、両家の家族と空港で合流。特に大きなトラブルもなく、ハワイに到着しました。
結婚式当日の朝、まさかの事態に!
ハワイに到着して2日目、式の当日に事件は起きました。朝からスケジュールが詰まっていたため夫より先に目覚めたのですが、その瞬間「あれ……?」 と。嫌な予感がしてトイレに直行すると、その予感は的中! 真っ白なドレスを着る日に、突然予定外の生理がきてしまったのです。
絶対に生理にならないだろうと思い込んでいた私は、生理用品を何も準備しておらず、 ただ焦るばかり。そんな私の気配を察知してか、夫が目を覚ましました。
夫とスタッフのやさしさに感謝
事情を話し、2人で生理用品を購入できる場所を調べたところ、どうやらスーパーやコンビニなどで購入できるようでした。でも、私たちの部屋には、メイクさんやカメラマンさんがあと少しで訪ねてくる予定になっていました。
どうしよう、と焦る私に「そうだ、スタッフさんに頼んでみたらどう?」 と夫。知り合ったばかりの方にこんなお願いをするのは恥ずかしかったのですが、夫がすぐに女性のスタッフさんに連絡をつけてくれました。
間もなくして部屋を訪れたスタッフさんの手には生理用品が。日頃からこういう事態に備えているらしく、快く、そして素早く対応してくださり、感謝しかありませんでした。
◇ ◇ ◇ ◇
夫や周りの人のおかげで生理用品を手に入れ、無事に式を挙げることができました。
今考えても、そのときに限って生理がずれてしまった原因はわかりません。前兆もなかったので不思議だったなと思っています。
ただ、「絶対に大丈夫」 と過信せずに、念には念を入れて、最低限の生理用品を準備しておくなど備えておくことが大切だなと感じました。このピンチを経験することで、夫や周りの人のやさしさを知ることができ、感謝できました。
著者:佐々木
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
今回は、海外挙式当日に直面したトラブルをご紹介しました。どれだけ入念に準備していても、現地特有の事情や突然のアクシデントで計画が狂ってしまうことはあるものです。しかし、そんなハプニングも含めて海外ウェディングの醍醐味。数年後に写真や動画を見返したとき、きっと旅の思い出とともに語り継がれる“忘れられないエピソード”になるのではないでしょうか。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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