あーちゃんの意思を確認できたので、ワフウフさん姉妹はあーちゃんと一緒に入居金の振り込みに向かうことに。土壇場で気が変わったら……と心配していましたが、そんなこともなく無事に入居金の振込が終了。あとは引っ越しを待つだけの状態となりました。ここまできたら、父が面倒なことをしないよう願うばかりです。
引越すこと、わかっている…!?
あーちゃんのほうが預金が多いことを理由に、1円も生活費を渡していない父。しかし、光熱費などはしっかり半額を請求してきます。あーちゃんがわからないと思って、二重請求をしてくることも……。
父は自分の請求は正当だと主張しますが、老人ホームへ引っ越したあとは、不要な費用の支払いはしません。
ただし、固定資産税については、あーちゃんの権利を主張するためにも半分は支払っていくつもりです。
あーちゃんの施設への引っ越しに向けて、準備を少しずつ進めています。父に気づかれると、怒り狂って離婚(=財産分与)と言われかねないので、そうならないように入念な計画を立てて引っ越すつもりです。
しかし、準備を進める間もあーちゃんからは、まるで他人事のような発言が……。
限られた時間のなかで、私たちは一生懸命準備をしているのですが……。
今の状況、理解できていますか……?
そして、このタイミングでまさかの「近くの合唱団にでも入ろうと思って」という発言。
あーちゃんは、自分が引っ越すことを理解しているのだろうか……。
父は、自分より預金が多いからという理由で、あーちゃんに生活費を1円も渡していません。しかし、光熱費や税金などはしっかり半額を請求してきます。あーちゃんが家を出ると光熱費などの支払いは不要になりますが、家については権利を主張するためにも固定資産税を半分支払い続けるつもりです。
あーちゃんの引っ越し大作戦は、最低限のものを持ち出し、父がダンスサークルに行っている間に荷物を運び、引っ越し当日にあーちゃんの携帯電話から「しばらく入院します」とだけメールを入れる、という流れ。父が怒り狂って「離婚(=財産分与)」と騒がないよう、穏便に済ませなくてはいけません。
限られた時間のなかで作戦実行に向けて作業を進める私と姉の姿を見て、あーちゃんは「引っ越しはいつなの? 私は荷物をまとめておけばいい?」と言い、作戦を理解できているのかどうか怪しいです。今目の前でやっているのが引っ越しの準備だということ、そして引っ越すのは私でも姉でもなく、あーちゃん自身だということが……わかっているのかな?
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あらゆるトラブルを経て、やっと老人ホームへの引っ越しを迎えるところで、父と揉めるわけにはいきませんね。あーちゃんはちょっと頼りない気がしますが、引っ越し自体には前向きなはずなので、ここまで来たらうまくいくと信じて動きたいですよね。
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