自転車での通院に限界が…車が欲しい!
2歳の息子は喘息があります。これまで私は息子を自転車に乗せて通院してきましたが、近所の小児科はいつも混んでいて、特に感染症が流行する冬場は受診すら断られることも。
そこで「車を購入して、郊外のすいている小児科に行きたい」と夫に相談しました。しかし夫はなぜか乗り気ではなく、はっきりした理由も言ってくれません。
夫は普段からお金の不安を口にしていたため、「私の貯金で買うから。ガソリン代や維持費も私が負担するよ」と提案したのです。
妻の貯金は俺のもの!?夫の主張にあぜん
すると夫が「でも、それって俺の貯金だよね?」と言いだしたのです。私は発言の意味がわからず「え、どういうこと?」と聞き返しました。
夫は「俺が生活費を出しているから、その貯金が減らずに済んだんだよね? だから俺の貯金でもあるんだよ!」と、まさかの主張。
私の反撃!急に態度を変える夫
私はすぐさま反論。「いやいや、生活費だって足りないから、私の貯金から出してるよ。ずっと前から」「それに、独身時代の貯金は法的にもそれぞれのものでしょ」と説明しました。
私は結婚前まで働いていて、貯金もしていました。結婚後は不妊治療と出産を機に仕事を辞めましたが、夫からもらう生活費だけでは足りず、毎月3万〜5万円を補填。不妊治療費も月に5万〜20万円ほど自分の貯金から支払っていたのです。
そう伝えると、夫は「そうなんだ……知らなかった」と納得した様子。そして「車、そっちの貯金で買うならいいよ。実家にも車で帰れるし、遠出もできていいじゃん!」と言い、先ほどまでとは態度が一変しました。
私はあくまで「息子の通院のために」と切実に相談したのに、自分本位な夫にがっかり。夫の態度にあきれるやら、疲れるやらで、これ以上話すのが嫌になり、その場で会話を打ち切りました。
その後、車種や購入先を調べているうちに2カ月が経過。春になり、息子の喘息も少し落ち着いてきたこともあり、結局まだ購入には至っていません。結果的には勢いで決めず、冷静に考える時間が持てたのはよかったのかもしれません。
感染症が流行し、息子の喘息がひどくなる冬が訪れる前に、改めて慎重に検討したいと思っています。
著者:本宮 りんこ/40代女性。2022年生まれの男の子ママ。高齢出産で体力ゼロの状態から息子に育ててもらっている。いつか体力をつけて元気になりたいアラフォーママ。児童養護施設で10年働き、現在は在宅ワーク。物語を読むのが癒やし。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)