アイスショーで遭遇した“まさかの人物”とは
アイスショーが始まる数分前に会場に到着し、指定された席へ向かいました。私たちは、私、次男、長男の順に座りました。私の左隣には男性、そして3歳と5歳くらいの女の子2人の3人連れが座っていました。
ショーが始まるとわが子たちは夢中になり、私も非日常の世界に引き込まれていました。ところが途中でパンフレットか何かを落とし、拾おうとして隣の男性の膝あたりにうっかり触れてしまいました。「すみません」と顔を向けると……なんと、結婚前に付き合っていた年下の元カレだったのです。
2人とも思わず「アッ」と小さく声が出てしまいましたが、お互いの子どもたちはショーに夢中で気づいていない様子。その後は話すこともなく、気まずい空気の中でショーを鑑賞することになりました。
それから数日後、共通の知人に話してわかったのですが、元カレも離婚しており、シングルファザーとして2人の娘さんを育てているとのこと。お互いシングルになっていたなんて……しかも、日時も席も自由に選べるイベントで、まさか隣同士になるなんて、信じられない偶然でした。運命の再会とは言いませんが、まさに奇跡的な出来事だったと思います。
今思えば、子どもたちに「お母さんの友だちよ」とひと言声をかけて、少し話してもよかったかもしれません。あれから一度も会っていませんが、今でもふとしたときに思い出す、懐かしい出来事です。
◇ ◇ ◇
会話をしなかったからこそ、いい思い出として心に残っているのかもしれません。ですが、もし次に再会したときは、言葉を交わしてお互いの近況を報告しあうのも楽しそうですね。
著者:林 香織/40代 女性・会社員。2人の子どもを育てるシングルマザー。苦手ながらも家計簿をつけて頑張っている。
イラスト:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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