夫の言葉にあ然
夫と言い合いになると、夫は決まって、「自分は忙しく働いて頑張っているのに、感謝の気持ちが感じられない」「自分ばかりが稼いでいるのだから、自分のほうが偉い」といった口ぶりで責めてきます。
ある日、私の中に積もっていたイライラがあふれて、「じゃあ、私は家事や育児のほとんどを担っているけれど、それについて感謝の気持ちはないのか」と尋ねてみました。すると夫は、家事については、「自分の基準に達していない」と言うのです。育児については「感謝していないわけではないが、自分ならもっとうまくやるし、子どもがよくケガをしている」と言ったのです。
夫は育児にほとんど関わっていません。それなのにそんなふうに言われたことがとても悔しく、納得できませんでした。子どものことは見守っていますが、見守っていても時にはケガをしてしまいます。それらをすべて私の責任であるかのような言葉をぶつけられて、心がざわつきました。
「主婦は暇だ」と思っているような発言もあり、傷つきました。私自身は、家事も育児も、毎日が真剣勝負で、決してラクではないと感じています。専業主婦としての生活は、目に見える成果が出にくい分、やりがいを感じにくいこともありますが、家族を支える大事な役割だと信じてやっています。
後から思い返すと、もっと自分の思いを言い返してもよかったなとモヤモヤが残りました。
夫は同じ話をくり返し、そしてまた別の日にけんかした際、「働くことの大変さは、わからないだろうね」という話になりました。私は、「お互いがそれぞれの立場で頑張っていることに、感謝し合えたらいいのに」と伝えてみました。そして前回言えなかった、専業主婦という仕事に対する私の考えも話してみたのです。最後に「私の家事や育児に感謝していないの?」と尋ねると、夫は「育児については感謝している」と答えました。夫なりに、わずかながらも歩み寄ろうとする姿勢が見えた気がしました。
家の中での役割が違っても、おたがいに「ありがとう」を言い合える関係でいたいなと思います。すぐに伝わらなくても、少しずつ気持ちは届くと信じて、できることから続けていこうと思います。
著者:三上なな/30代女性/2歳のパワフル男児を子育て中。身長も体重もビッグなため、毎日腰を痛めている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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