毎月来ない生理に振り回される日々
私は3児の母で、末娘を出産したのがちょうど40歳でした。完全ミルク育児だったので、産後1カ月で生理が再開。最初のうちは出血量が少なく、周期が安定しないものの、だいたい10日間遅れぐらいで生理が来ていました。
もともと若いころから生理不順で1週間くらい遅れることもざら。許容範囲の周期遅れだったので、そんなに気になるほどではありませんでした。乳児の世話もあり、気にしている暇もなかったけれど、1カ月近く来ないのはさすがに遅れ過ぎだと思いました。いつ生理が来るのかと考えながら生活していました。
その後、「やっと生理が来た!」と思ったら1週間で終わらず、10日間ぐらいずっと出血が続きました。生理がなかなか終わらないので、本当に気をもんでいました。そして「やっと終わった!」と思ったら、今度は2週間後にまた出血。それも量が多く、通常の生理と同じ量が出るのです。まるで妊娠中になかった生理の分を出しているかのようでした。
そんな安定しない周期が続き、気が付いたら3年たって43歳になっていました。まだ2カ月に1回、もしくは2週間置きという生理周期です。「これって、もう閉経が近いのでは?」と思い始めました。
出血の量とイライラも増加!
2カ月に1度や2週間おきと、バラバラな周期ですが、出血量はいつもと同じく多めでした。私はもともと出血量が多く、周期が乱れ始めてからはさらに多くなりました。1日目から5日目ぐらいまでは、ほぼ同じ量なのです。夜用のナプキンは1時間も持たず、2枚重ねて使っていました。
家にいるときはいつでもトイレに行けるのでいいのですが、外出するときは大変! ナプキンを大量に持ち歩かないといけないので、大量吸収できるタンポンと夜用のナプキンを併用していました。それでも2~3時間しか持たないのです。
5日目を過ぎるころ、ようやくタンポンなしでも過ごせる量に減ります。7日目もしくは長いときは10日目あたりまで夜用を使用するぐらい出血が続き、急に出なくなって終わりに。なんとも不思議な生理期間です。
生理が来る前はPMS(月経前症候群)の症状もあります。私の場合は頭痛と乳房痛、そしてイライラ。怒りっぽくなり、子どもに八つ当たりしてしまうことも。困ったお母さんだと自覚があるので、余計にイライラしてしまい、本当に最悪な自分に落ち込みました。ただ、次の生理がいつ来るのかわからないので、常に予定を狂わせていました。
泊りがけの予定が悩みどころ
この生理周期で一番困ったことは、泊りがけの予定が立てづらいということでした。旅行は年に1度くらいしか行かないのでいいのですが、帰省に重なると本当に大変。お盆と年末年始に夫の実家に泊まりがけで帰省をするのが、わが家は恒例になっています。
これは毎回必ず泊まりになり、断ることもなかなかできません。日程は家族の休みに合わせるのでずらすことはほぼできないので、「どうか生理が重なりませんように!」とひたすら祈っている始末。
特にお盆の帰省はプールに行くこともあるので憂うつ。でも、プールぐらいは正直に話せばそれで済むことなのですが、一番嫌なことは大量出血している状態で人の家に泊まらなければならないこと。昼も夜も出血は続いているので、頻繁にトイレに行かなければならず、ごみも多く出ます。寝るときも粗相があるのではと気が気でありません。帰省の当日に生理になることもあり得ます。
こんなに気をつかうので、行きたくないというのが本音ですが、そうはいかないのが妻の立場。行かない理由を伝えたところで、そんな理由と一蹴されるとわかっています。生理の悩みも人それぞれ違うので、必ずしも理解してもらえるとは限らないのが最大の悩みです。
まとめ
現在も生理周期が定まらない日々を過ごしているわけですが、だんだんと来ない期間が長くなってきています。2カ月だったのが2カ月半になっているので、これが3カ月、4カ月とさらに間隔が空いてくるのでしょうか。正直、閉経はまだ先だと思っていたので全然ピンと来ていません。
しかし、あまりに間隔が空くならばこれは閉経が近いと考えるほうが自然なのかもしれません。閉経の定義は、1年間生理がなかった場合とされているので、これからもこの周期で様子を見ながら、じょうずに付き合っていこうと思います。
【天神先生からのアドバイス】
43歳という年齢から考えると、更年期の可能性もありますが、ホルモンバランスの乱れが原因で生理不順が起きることが多い時期です。不正出血や生理不順が続く場合は、子宮頸がん検診を含め、一度婦人科の受診されることをおすすめします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:青柳 りか/40代女性・ライター。2人の男の子と1人の女の子のママ。40歳で3人目を出産したので体力の衰えを感じながら、これからの人生もまだ長い…と育児奮闘中。ハンドメイド作品のweb販売をしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
関連記事:閉経はいつ?初潮年齢や出産経験、ホルモン補充療法、不妊治療と閉経年齢は関係ある?【医師監修】
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!