「羽なし」を使っていた私
物心ついたときから、家には母が用意してくれた「羽なしナプキン」がありました。そのため、私は初潮を迎えてからずっとそれを使っており、「羽なし」が普通だと思っていました。
しかし、羽なしナプキンは運動をするとすぐにズレてしまい、下着の中が不快になることもしばしば。体育の時間や通学中の違和感にずっと悩まされていました。それでも、「羽つき」のナプキンの存在を知らないため、「これは仕方のないこと」「ナプキンとはこういうものだ」と思っていたのです。
「羽つき」を発見!
そんなある日、高校生になった私は母と一緒にドラッグストアへ行きました。何気なく生理用品の棚を眺めていると、「羽つき」という見慣れない言葉が。パッケージには「ズレ防止」「ショーツに固定」と書かれており、そのワードに惹かれた私は思いきって母に「これを買って」とお願い。
家に帰って初めて羽つきナプキンを使ってみたときの感動は、今でも覚えています。羽でガシッと固定されたナプキンは、体にフィットし動いても離れない安心感がありました。それ以来、生理のときは必ず羽つきのナプキンを使うようになったのでした。
母が用意してくれたものを使っていたあのころは、生理用ナプキンに選択肢があることを知りませんでした。自分の体に合ったものを選ぶことで、生理中のストレスを減らすことができると学んだ出来事でした。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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