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産後の私を襲った突然の激痛「肌荒れだと思っていたら…」受診した結果、まさかの病気が判明

38歳で第2子を出産した私。産後の慌ただしい日々の中、思いも寄らぬ強い痛みに襲われました。その正体を知ったとき、私の中で常識が大きく覆されました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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予想外の痛み、育児のさなかに

第2子を出産したのは38歳のときでした。妊娠中は切迫早産になり、2カ月ほど安静を余儀なくされ、出産は帝王切開。その後は、怒濤(どとう)の育児が始まりました。特に新生児期は3時間おきの授乳が続き、まとまった睡眠も取れず、毎日が必死でした。

 

そんなある日、足の付け根に痛みを感じました。最初は下着が擦れて肌荒れを起こしただけだろうと軽く考えていましたが、なかなか治らず、むしろ範囲が広がっていきました。やがて肌荒れの部分にヒリヒリとした痛みも加わり、「これはおかしい」と思い、夫に患部を見てもらいました。

 

すると夫が「それ、帯状疱疹じゃない? いとこのおじさんもなったことがあるよ」と教えてくれたのです。

 

「帯状疱疹」という誤解と現実

帯状疱疹という病名は聞いたことがありましたが、もっと年配の方がかかる病気だと思い込んでいました。夫から「早く病院に行かないと、痛みが残ることもあるらしいよ。おじさんも後遺症で通院していた」と聞き、急いで翌日病院を受診しました。

 

診断はやはり帯状疱疹。医師からは、「たしかに年齢が上がると発症しやすいけれど、産後や寝不足で免疫が落ちていると、若い人でもなることがある」と説明を受けました。

 

薬を飲み始めても、すぐに痛みが消えるわけではありませんでしたが、幸い後遺症は出ませんでした。すぐに夫に相談し、早めに病院へ行くことができたことが大きかったのだと思います。帯状疱疹という病気を知っていたおかげで、早期に対処できました。

 

 

体力への過信と気付き

この経験を通して、自分の体力や年齢を過信せず、無理をしすぎないことの大切さを実感しました。また、「帯状疱疹は年配の人の病気」と決めつけず、誰にでも起こり得ることだと知ることができました。今では、予防接種が受けられる年齢になったら、必ず受けようと心に決めています。

 

まとめ

帯状疱疹の痛みは本当につらいものでしたが、家族の支えや早めの受診で乗り越えられたことに、今は感謝の気持ちでいっぱいです。自分の体を大切にしながら、これからも前を向いて進んでいきたいと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:横川ひろ/40代女性・主婦

イラスト/きびのあやとら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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