ひどい扱いを受けた私の末路
法事のあと、親戚が営む料理店に頼んでいたお膳をみんなで囲んで食事をしました。次男の奥さんは席について一緒に食べていたのですが、長男の嫁である私は、ずっと台所で洗い物をしていました。みんなが食べ終えるとすぐに、使い終わった食器を返却しに行く手配があり、私自身の分のお膳は用意されていませんでした。
まるで手伝い要員のような扱いに、周囲の親戚も気づいたようで、「さすがにこれはひどい」と同情の声をかけてくれる人もいました。その出来事をきっかけに、夫とは離婚せずに済みましたが、夫の実家とは自然と距離ができ、関係を断つことができました。(笹木景子/60代女性・主婦)
かわいいのはわが子だけ
50代のころ、事情があって義両親との同居が始まりました。ある日、義父との会話の中で、夫の4人兄弟の三男の話になり、「まさかお前と同居することになるとはな。ありがとうな」と言われ、そこまでは素直にうれしく思いました。けれども、そのあとに続けて「親の私がかわいいのは、自分の息子だけや」と言われたときは、なんとも複雑な気持ちになりました。
まあ、私自身もわが子が一番かわいいと思う気持ちはあるので、あえて反論はしませんでしたが、それにしても、そんなことを嫁に対して口にするものだろうかと、心の中であきれてしまった出来事でした。(下田なな/70代女性・主婦)
心がすり減った出来事
法事の日のことです。親戚の飲食店に頼んだお膳で、みんなが食事をしている中、長男の嫁である私は、なぜか席につくこともできず、ひたすら台所で食べ終えた食器の洗い物をしていました。すべての食器をすぐに返却できるようにとのことで、お膳も用意されていませんでした。
一方で、次男の嫁はほかの親族と並んで席につき、普通に食事をしていました。こうした扱いはそのときに限ったことではなく、以前から続いていたものです。心がすり減るような思いの中で、このままではいけないと感じ、私は夫と話し合いを重ねた末、義実家とは距離を置くことを決めました。(山田奈々子/60代女性・自営業)
お金を渡すのが当たり前!?
義母には毎月8万円の生活援助をしていました。ところがある日、「婿にやったんだから当たり前でしょ!」と怒鳴られたのです。子どもが小学校に上がるタイミングで、少しでも教育費に回したくて「5万円に減らしてもいいですか」と相談したところ、今度は「7万円なきゃ生活できない!」と強い口調で返されました。
それでも「子どもの将来のために少しずつでも貯金をしていきたいんです」と伝えたところ、「そんなの、あんたのお父さんに出してもらえばいいでしょ!」と怒鳴られてしまいました。結局、私の両親にはこの話を言い出せず、心の中で泣くしかありませんでした。(桜井里佳子/60代女性・主婦)
まとめ
表には出にくい義実家との確執やモヤモヤは、多くの人が抱える悩みかもしれません。だからこそ、こうした体験談に共感し、心が少しでも軽くなるきっかけになれば幸いです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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