異変の原因は、原先生が子どもたちを恐怖で支配し、同級生の姫子ちゃんを筆頭にいじめを黙認するスクールカーストを作り上げていたこと。しかし校長先生は「証拠がないためすぐには対応できない」と一蹴。代わりに、会話を聞いていた保健室の大河先生がハム子ちゃんの母親に協力を申し出てくれました。
そんな矢先、原先生の盗撮疑惑が浮上。
ハム子ちゃんの母親が盗撮の証拠を押さえるも、原先生はしらばっくれます。そこへ現れた姫子ちゃんママが「盗撮が誤解なら、見せられますよね?」「そのカメラ、本当に学校の備品ですか?」と加勢してくれますが、追い詰められた原先生は逆上! 証拠を録画したビデオカメラを破壊してしまいます。
母親が諦めかけたそのとき、校長先生が登場! これまでのやり取りをすべて聞いており、原先生に「とても残念です」と静かに告げたのです。
問題教師の過去を探ると、驚きの事実が判明!
校長先生が原先生を教師として認められない理由は、過去を調べた結果、担当のクラスには必ず不登校になる生徒がいたから。校長先生は、この事実を「仕方がないで済ませるつもりはない」と言い切ります。
それでも納得がいかない原先生は、「僕のクラスの登校拒否は姫子さんのせい」「仕方なく撮影した。すべて生徒たちを思っての行動」だと到底受け入れがたい言い訳を並べ立て、校長先生の逆鱗に触れてしまうのでした……。
▼たしかに学校には、校訓という教育方針を示す指標があります。しかし、それは目指すべき理想像であり、教師の価値観を押し付けていい免罪符にはなりません。そしてどんな理由があっても、女子更衣室で盗撮をしていい理由にはなり得ないでしょう。
校長先生が言うように、教育は子どもに寄り添うもの。家庭でも学校現場でも、一人ひとりの個性や考えを理解し、尊重しながら目の前にいる子どもと向き合ってほしいものです。
もち田ハム子さんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。