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生まれる前に逝去した祖母に「ぼく、この人知ってる」息子が次々と語る仰天エピソードに、母親は…?

長男が3歳のころのお話です。「ママも赤ちゃんだったの?」という息子の言葉をきっかけに、私の小さいころのアルバムを息子へ見せることに。「これがママなの?」「これはばーばだね!」と楽しそうに見ていた息子ですが、急に1枚の写真を指さして「ぼく、この人知ってる」と言いました。

しかし、それは息子が生まれる前に亡くなっている私の祖母。詳しく聞いてみると、とても不思議な、驚愕の内容だったのです――。

 

「ぼく、この人と…」息子の不思議な発言

息子が指さした写真に写っていたのは、私の祖母。息子にとっては曾祖母にあたる女性です。私が息子を授かる少し前に、祖母は他界しました。なので息子が会えるはずはないのです。

 

似た人でもいたのかな? と思い詳しく聞いてみると、「ぼく、この神様と一緒にママのところへ来たんだよ」と息子。

 

そして、息子は洋服の裾をめくり、「神様にこれついてたから『いいな』って言ったら、くれた」「おそろいなんだよ」とおへその左下に生まれつきある、あざを指さしたのです。

 

その瞬間、晩年の祖母がその位置にストーマをつけていたことを思い出しました。ストーマとは、手術によってつくられた便や尿が排出する出口のこと。赤い色をしています。息子のおなかの同じ位置にあざがあることが偶然とは思えず、不思議な気持ちになりました。

 

 

驚いた私は母にそのことを電話で話しました。すると、母は「そんな気がしていた」と笑っていました。息子の生まれつきのあざは、おへそのところだけでなく、鎖骨、右ひざにもあったのです。それはすべて祖母の手術痕が残っていた場所でした。

 

「神様とおそろいなんだよ」と誇らしげに語る息子。祖母が今も私たち親子を見守ってくれているように感じられて、とても幸せな気持ちになりました。

 

しかし、現在5歳になった息子に「もう一度この話を聞かせて!」と言っても、「何の話?」と言われてしまうので、ちょっと残念です。また思い出してくれるのを願うばかりです。

 

 

著者:橘はなえ/女性・主婦。3歳、5歳の子どもを育てる2児のママ。好きな言葉は他力本願、好きな言葉はイケメン。

イラスト:まげよ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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