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40歳からの「若さの逆転現象!?」ボランティアサークルで見つけた私の居場所【体験談】

40歳を過ぎ、子どもの成長と反比例するかのように老いを感じ始めた私。そんなとき、たまたま見つけた市のボランティアサークルで、まさかの「若いね!」とチヤホヤされる日々が始まりました。先輩女性たちは余裕がありやさしく、居心地の良さを感じています。

 

40代、体も心も老いを実感

「お母さんも運動すれば?」と小学生の娘に笑われたあの日、私は気付いてしまいました。たしかに最近、駅の階段を全力で駆け上がる娘をまぶしく感じるし、朝は目がかすむ。昔、子どもとの鬼ごっこは負け知らずだったのに、今は座って見ているだけ。「お母さんもやろうよ!」と誘われても「ここで応援している」と重い腰はベンチに張り付いたまま。

 

夜更かしなんてもってのほかで、今は夜9時を過ぎたら眠気との戦い。私は誰よりも早く布団に入ります。子どもが成長する一方で、私は確実に衰えていく。その事実に、ひそかに落ち込む日々でした。

 

飛び込んだ市のボランティアサークル

そんなとき、市の広報誌で見つけた「地域ボランティア募集」の文字。「何か新しいことを始めたら、少しは気が晴れるかも」と、軽い気持ちで申し込んだのです。

 

行ってみると、参加者はほとんど50〜80代の女性。「わぁ、40代? 若い若い!」と、初対面で褒められ、心の中で思わずガッツポーズ。スーパーでは「お母さん」と呼ばれ、家では「おばさんじゃないんだから」と言われる私が、ここでは「若者」扱い!

 

 

パソコンを少し触れば「すごい!」

さらにうれしかったのは、手伝ったパソコン作業でのひとコマ。簡単なWordの編集や、PDFの印刷設定を手伝っただけで、「わぁ、すごいわね!」「こんなことできるの?!」と拍手喝采。職場では「それぐらい当然でしょ」という扱いだったのに、ここではちょっとしたスキルが称賛されます。

 

家でも「お母さんすごい」と言われることも、感謝されることもない私が、ここでは救世主ポジション。正直本当にうれしいです。

 

まとめ

40代になって、老いを痛感する場面が増えたけれど、このサークルでは私が「若手」でいられるのです。「自分のスキルや存在が、誰かに感謝される」「新しい居場所ができる」ことがエネルギーになると実感する毎日。「若いね」「助かるわ」の言葉が、私の心にじんわり効いてきます。さらに「お子さんもいて忙しいでしょう」とねぎらいの言葉まで。ここでの私は、まだまだピチピチ!? そう思える場所があるだけで、40代の毎日がちょっと楽しくなるのです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。

イラスト/ののぱ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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