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母の入院先を突き止めようと、ついにあの男が動き出した!執念深い父の言動は #母の認知症介護日記 214

「母の認知症介護日記」第214話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

父の目を盗んで決行した母・あーちゃんの施設への引っ越し。もちろん、父が黙っているはずもなく……。引っ越した日の夜、ワフウフさん姉妹が預かっているあーちゃんの携帯には着信やメールが来るようになります。しばらく無視していると、今度は姉・なーにゃんのもとへ父からメールが届くように。父はなんとか入院先を突き止めようと、あーちゃんの部屋で見つけたメモを頼りにとある病院へ向かうと連絡してきますが、当然ながらあーちゃんには会えませんでした。しかし、そのやりとりから、父があーちゃんの部屋の合鍵を持っていることがわかり、ワフウフさん姉妹は怒りに震えていたのでした。

あーちゃんの引っ越しを終えて一気に疲れが出たのか、姉・なーにゃんは発熱でダウンしてしまいました。ワフウフさんはひとりでホームへ行き、あーちゃんに会ってきたのですが、大人数の中で親しい人がいない環境に心細さを感じたのか、あーちゃんは「やっぱりここはさびしい」とひと言……。そこでワフウフさんが気分転換にあーちゃんを散歩へ連れ出したところ「外に出るのは久しぶりだわ」と大喜び。実は、前日に姉・なーにゃんも散歩に連れ出してくれたのですが、そもそも来てくれたことも忘れてしまったようで、ワフウフさんは「認知症のせいだとしても、報われないな……」とがっかりしました。

 

病院スタッフの機転を利かせた対応に感謝!

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

姉の体調が戻らないため、今日もひとりであーちゃんの様子を見に施設へ。途中で認知症の病院に寄って処方箋をもらう予定でしたが、支度をしているときに姉から電話がかかってきました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

なんと、父が認知症の病院に現れたらしく、病院のスタッフからどういった対応をすればいいのか、姉のもとへ電話が入ったそうです。……鉢合わせしなくてよかった!

 

※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

父には、あーちゃんが「管理入院」すると伝えていたので、糖尿病の病院に行くと思っていたのですが、認知症の病院に来たのは意外でした……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

姉は、とにかく父には何も話さないよう病院のスタッフにお願いしてくれました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

父が帰ったことを病院に確認して、私は処方箋を取りに認知症の病院へ。すると、先生と話す時間をいただけるとのことで、ありがたく待たせてもらいました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生は、私たち姉妹の希望通りに対応したと笑顔で報告してくれました。……ありがたい!

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

父はやはり、あーちゃんの入院先を聞き出そうとしたようで……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生は塩対応を貫いてくれたとのこと。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先生が突き放すようなことを言うと……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

意外にも父は反論してこなかったようです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しかし、受付のスタッフには次回の診察日を探るようなことを言っていたらしく……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

スタッフさんが何も知らないフリを決め込んでくれたおかげで、次回の診察日が知られることはありませんでした。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そして、何度も病院に来るのは気が引けると思ったのか、ついには自分の予約を取ろうとしたらしい……。すごい執念!

 

 

姉の熱は上がったり下がったりしていたので、この日も私はひとりであーちゃんの施設へ向かうことに。施設に行く前に認知症の病院へ処方箋を取りに行くつもりでいたのですが、支度をしているところに姉から電話がかかってきました。何かと思って出てみると、なんと父が認知症の病院にやって来たらしく、スタッフさんから電話をもらった姉は、私が鉢合わせしているのではないかと思って、電話をしてくれたのだそう。

 

姉のおかげで、私は父に会うことなく認知症の病院へ行くことができました。先生もわざわざ時間を作ってくださって、父には私たち姉妹が希望した通りに対応してくれたとのこと。本当にありがたい……!

 

父は、先生の言葉に納得していなさそうにしていたものの、反論することはなかったそう。そして、受付で次の診察日を確認しようとしていたみたいですが、受付の方の配慮もあり、次の診察日が知られることはありませんでした。何度も病院に押しかけるのは気が引けると思ったのか、父は自分の診察予約を取ろうとしていたらしく、父の執念を感じました……。

 

--------------

予想通り、父はあーちゃんの入院先を必死に突き止めようとしているようですね。そんななか、認知症の病院は、先生もスタッフもワフウフさん姉妹の意向に沿った対応をしてくれていて、頼りになりますね。慣れない環境で頑張っているあーちゃんに、これ以上ストレスがかかるような状況にならないことを祈りたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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