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「どういうこと…?」帰宅時間を過ぎても帰宅しない長男→警察に連絡しかけた瞬間、現れたご近所さんの言葉に唖然!

長男が小学校に入学して少ししたころのことです。この日は授業が少なく、下校時間が2時半の日でした。しかし、いつまでたっても長男が帰ってこず、私はいてもたってもいられなくなりました。ちょうど警察を呼ぼうとしたそのとき、インターホンが鳴ったのです。でも、そこにいたのは長男ではありませんでした――。

 

帰宅しない長男

わが家から学校までは子どもが歩くと30分ほどかかるので、2時半に下校すれば、遅くとも3時ごろには帰宅するだろうと思っていました。

 

しかし、3時を過ぎても長男の姿は見えません。落ち着かないまま、でも待つしかないと思いそのまま待ってみましたが、3時半になっても帰る気配はありませんでした。

 

一瞬、「遊びながら帰っているのだろうか」と思いました。けれども、下校時には地域の見守りをしてくれる人たちがいて、家のすぐ近くまで付き添ってくれるはずです。そのため、その可能性はないはずだと考え直しました。

 

いてもたってもいられなくなり、家の付近を捜すことに。しかし、長男は見当たらず、とうとう4時になってしまいました。この時点でとても心配になってしまい、あと5分待っても帰って来なかったら警察に連絡をしようと思ったときです。

 

家のインターホンが鳴りました。

 

 

帰ってきた!」と思い扉を開けるとそこにいたのは長男ではなく、近所に住むおばあさん。

 

「長男くんを家で預かってるよ。なかなか来ないから来てみました」と言うのです。

 

状況がつかめず、混乱する私。

 

すると、預かってることが書かれたメモが玄関のそばに置いてあるとおばあさんが言いました。確認すると、玄関のそばに小さなメモが置いてありました。外を確認したときも、私はまったく気がつきませんでした。おばあさんの言葉に驚きながら、ちょうど警察に連絡しようとしていたところだったと伝えました。

 

おばあさんは「ごめんなさい」と謝ってきました。おばあさんと一緒に自宅に伺うと、家の中から長男が出てきました。地域の見守りの人と別れた後に、長男はおばあさんに声をかけられ、遊びに行ってしまったようです。おばあさんは顔見知りではあるため、大丈夫だろうと思ったようです。

 

 

おばあさんには悪気はなく、長男をかわいがってくださったからこそだと感じました。けれども、心底心配しました。そしてなによりこういったことが犯罪につながる可能性もあります。帰宅後、「知ってる人の家にも勝手に行かない」ということを長男にはよく言い聞かせました。入学前から安全について何度も伝えてきたつもりでしたが、今回の出来事で、それだけでは不十分だったことに気づかされました。子どもの行動はときに大人の想像を超えるのだと改めて知った私。思い込みに頼らず、日々の中で丁寧に伝え続けることが必要なのだと実感しました。

 

著者:本田恵美/30代女性/5歳と11歳の男の子を育てる母。仕事はサービス業。

イラスト:はたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

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