キッチンバサミで桃の種をとる裏技
さあ桃を買ったぞ!食べるぞ!!とルンルンな私の前に常に立ちはだかるのが"桃の種きれいに取れない問題"でしたが、ヘタの側にキッチンバサミで十字に切れ込みを入れてからハサミを深く差し込み種を掴んで引っこ抜く方式を試してみたら、するんっと種が取れました。最初に考えた人すごいです感謝です🍑 pic.twitter.com/JFJyyK5Lz8
— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) July 5, 2024
JA全農・広報部のX公式アカウントにて紹介されていた方法を実践します。
筆者はこれまで、アボカドのように包丁で半分にカット→ひねって→種を取る、という手順が定番でした。でも今回の方法は、カット前に種だけ取り除くというんです。
え?そんなことできる?と一瞬混乱しましたが、投稿を見て納得。
キッチンバサミを使い、桃に切れ込みを入れてグイッと種を引っこ抜くというのです。
不器用偏差値SSクラスですが、物は試し。やってみましょう。
JA全農・広報部「桃の種の取り方」
ちょうどスーパーで見切り品の桃をゲット。練習にはうってつけです。
種の取り方①ヘタ側に切れ込みを入れる
まずは、ヘタのある部分にキッチンバサミで1本、スーッと切れ込みを入れます。
種の取り方②十字に切れ込みを重ねる
さきほどの切れ込みに対して直角に、もう1本。これで十字の切れ目が完成しました。
種の取り方③ハサミを差し込んで種を引っこ抜く
ハサミの刃を切れ込みから深く差し入れて、種をつかんでグイッと引き抜きます。 すると……スポーン!気持ちよく種が取れました!
そのあとは包丁でお好みのサイズにカットします。種を気にせずにカットできるだなんて、なんて気持ちが良いのでしょう!
最後に皮を剥けば、すぐに食べられる状態です。
【検証結果】スポーンと種をとって簡単皮剥き
うまく種が取れれば、その後のカットや皮剥きもうんと簡単でした。
そう……うまく取れれば……。
【ぶっちゃけ話】実は失敗していました
正直に言います。うまくいったのは2個目の桃なんです。
1個目の桃は、キッチンバサミで種を掴もうとしてもうまくいきませんでした。
よく見ると種がパカーンと割れていて、種の中身の茶色いものが果肉にチラホラ。さらに、種が果肉にくっついて離れず、逆に手がかかってしまいました。
調べてみると、これは「核割れ(かくわれ)」という桃の生理現象が原因のようです。
急激に果実が大きくなると、種を包むかたい殻(=核)の成長が追いつかず、このように割れてしまうことがあるのだとか。
品種によって起こりやすさにも違いがあるようですが、ほとんどの場合、外から見てもわからないため、切ってみるまで気付けません。
味に問題はなかったものの、種の中身はカビなどが生えることもあるようなので、うっかり口に入れないようご注意を。
成功率50%だがやる価値あり
2個の桃で試した結果、筆者の成功率は50%……ですが、失敗した桃はそもそも種が割れていたため、キッチンバサミでも包丁でも同じ結果だったでしょう。
今後も使いたい裏技!と言いたいのは山々ですが、てこずってしまったこともあり、正直わかりません。
ただ、うまく種だけ取れたときの爽快感はぜひ、味わってほしいです(笑)。