
初めての義実家でのお泊まり
双子の息子と娘が2歳を迎える少し前、家族で義実家に泊まることになりました。片道3~4時間もかかる車移動で、子どもたちの世話をしながらの長旅はそれだけでクタクタ。
到着後、私は荷物の整理や汚れてしまった子どもたちの服の着替えに追われていたのに、夫は「自分の実家」という安心感からか、ソファでのんびりテレビを見ているだけ。
「え、今このタイミングで?」と内心イラッとする気持ちがふくらみました。
手伝いを拒む義母
夕飯の準備をしていた義母に「何か手伝いましょうか?」と声をかけると、「いいのいいの、座ってて」と軽く断られました。遠慮しているのかなと思いつつも、シンクに山積みになった食器を見て、せめて洗い物だけでも……と洗おうとしたところ、「いいって言ってるじゃん」と少しきつい口調で止められました。
翌日も掃除や洗濯など、少しでも役に立てたらと思って様子をうかがっていましたが、義母は家のことを他人に任せるのが苦手なタイプなのだと悟り、結果的には声をかけるのを控えるようにしたのでした。
後日発覚した“誤解”とは!?
義実家から帰宅して3日後、夫から思わぬ言葉が。
「俺も久々の帰省でくつろいでばかりで気が使えなかったけど、今度帰省したときは、ちゃんと家事を手伝ってやらないとね」
驚いて「え? どうして?」と聞き返すと、「おふくろから、『全部1人でやって疲れて体調を崩した』って連絡きたんだ」とのこと。
私はがくぜんとしました。「何度も手伝おうとしたのに断られたんだよ」と事実を伝えると、「え、そうだったの!?」と夫も驚いた様子。そしてすぐに義母に電話し、「妻の手伝いを断っていたみたいだけど、何か理由があったの?」と直接確認してくれたのです。
すると、「自分が人に指示できるほど家事が得意じゃないから恥ずかしかったのよ」と義母の本音を夫を介して聞くことができました。
夫婦で話し合い、今後は義実家に行った際、頼まれたとき以外は家事の手伝いはしないことに決めました。
今回の出来事で、「厚意が必ずしも伝わるとは限らない」という現実を痛感。義母との距離感や価値観の違いに戸惑いつつも、相手の性格を見ながら立ち回る大切さを学びました。
同時に、夫との情報共有や、家族間でも「ありがとう」「大丈夫?」といった声かけを欠かさないことの重要性にも気づかされました。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)