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「招待したの忘れてた」友人の結婚式で追い返された私。要望通りご祝儀を置いて帰ったら…性悪女の末路とは

幼稚園のときから友人だったA子。彼女とは大人になっても連絡をとっていました。しかし、私が仕事で昇給したと知ってから、A子の態度が変わってしまい……。

昇給した私に暴言を吐くA子

私とA子は、幼稚園のときから家族ぐるみで仲良しでした。社会人になってからも、その関係は変わりませんでした。

 

そんなある日、私の母とA子の母が地元のスーパーでばったり会ったよう。私の母が「最近、娘が昇給したの」と話したところ、それを知ったA子から驚きの連絡が届きました。

 

「ママから聞いたけど、給料が上がったらしいね。あんただけずるい! 私だって頑張っているのに」

 

ずるいと言われても困ります。私は彼女のことを刺激しないよう、よく考えてから返信をしました。

 

「自分でも昇給の話を聞いたときはびっくりした。まだまだ新人だから、お給料に見合った仕事ができるように頑張らないと」

 

しかし、A子はさらに不機嫌に。

 

「いい子ちゃんぶって! だいたい就活も勝手に早く進めて成功してさ。前から思っていたけど、あんたって性格悪いよね」

 

これはさすがに納得がいきませんでした。就活で成功したのも給料が上がるのも、地道に努力をしてきたからです。

 

「今の状況を変えたいなら転職活動をしてみたらどう?」と言うと、「アドバイスとかうざいからやめて」と逆ギレ。私は呆れてしまい、そこで連絡を区切りました。

 

その後、母にA子の様子を伝えると、A子はつい最近、「やりがいを感じない」という理由で会社を辞めて無職になったよう。現在は「仕事はしたくないから、結婚して専業主婦になる」と婚活に励んでいるとのこと。それを聞いて私は、「A子もいろいろと大変なんだ。彼女なりの幸せを見つけられるといいな」と思っていました。

 

半年後、結婚式の招待状が!

それから半年後、なんといきなりA子から結婚式の招待状が届いたのです! 「婚活がうまくいったようでよかった」と、私は出席で返事を出し、当日を楽しみにしていました。

 

そして結婚式当日、オシャレをして式場に向かったのですが、私は受付で「名簿に名前がなく……」と止められてしまったのです。私は急いでA子にメッセージを送信しました。

 

するとすぐにA子から返信がきました

 

「ごめん、招待したことを忘れてた! 席も食事も用意してないから帰って」

 

私が「本当に忘れてたの!? 招待状は出席で返事したんだよ!」と言っても、「今更追加もできないから。でも、私と違ってお給料も高いんだから、ご祝儀は置いていってほしい」と返ってくる始末。

 

私への嫌がらせとも思える彼女の態度に悲しくなり、「A子はもう、私のこと友だちだと思ってないんだよね」と送ると、「うん、そうだよ。やっと気がついた?」とのこと。私は涙を必死で堪えながら、式場を後にしたのでした。

 

A子「やっぱり式場に戻ってきて」

ところがその30分後、A子からいきなり「お願い! やっぱり式場に戻ってきて」とのメッセージが送られてきたのです。驚きながら事情を聞くと、A子が自分の母親に私を帰らせたことを話すと、母親は「どうしてそんなひどいことをしたの!」と激怒。私を呼び戻さないのであれば、式には出席しないと言っているとのことでした。

 

さらに、新郎からも「そんなひどいことをする女性だとは思わなかった」と言われてしまったそう。相当焦っている様子のA子ですが、私は「でも、私たちはもう友だちじゃないんだよね? 友だちでもない人の式には出ないよ。手切れ金として、ご祝儀は置いていったから」と返信。

 

私のことを思って言ってくれたA子のお母さんには申し訳ないと思いながらも、式場に戻ることはありませんでした。

 

母親から謝罪の電話

翌日、A子のお母さんから電話がありました。

 

「昨日はA子がとても失礼なことをしてごめんなさい。親の私の責任でもある。ご祝儀は返すからね」

 

けれど私は昔から、お母さんはA子に対して叱るときはしっかり叱っている姿を見てきました。A子の性格が曲がってしまったのは、彼女自身の責任です。

 

「おばさんはなにも悪くないと思う。私のことは気にしないでください! ご祝儀も受け取ってください」と私は伝えました。

 

A子のその後は…

その後、母から聞いた話によると、A子とお母さんは疎遠になったよう。なお、A子は夫の両親と同居しており、「義母からこき使われてつらい。離婚して実家に戻りたい」と言っているそうですが、A子の母は「離婚するのはいいけど、実家にあなたの居場所はありません」と突っぱねているとのこと。

 

ただそれは、A子がしっかり仕事をして自立することを望んでいるからであり、お母さんなりのやさしさなのでしょう。

 

A子がこれからどのような選択をするのかはわかりませんが、幼なじみとして陰ながら見守りたいと思っています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

イラスト:藤まる

 


 

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