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「女だから家事して当然」面倒くさそうに放った夫のひと言…妻が下した決断とは【体験談】

結婚して数年。私たち夫婦の生活は、仕事や日々の用事に追われるようになっていきました。共働きの私たちは、最初こそ家事の分担についてきちんと話し合い、「無理のないように協力しよう」と決めていたはずでした。

 

なんで私ばっかり…

月日がたつうちに、その約束はだんだんと曖昧になり、気が付けば私の負担ばかりが増えていました。仕事から帰ってきて、夕飯の準備、片付け、洗濯物……。夫は疲れた様子でソファに座り、テレビを見ている。そんな光景が当たり前になっていったのです。

 

そしてある日、私はついに我慢の限界を迎えました。夕飯の片付けを終えた後、抑えていた思いがあふれ出し、「どうして私ばかりが家事をしてるの?」と夫に問いかけてしまいました。

 

そういうもんでしょ!?

すると夫は、少し面倒くさそうな表情を浮かべながら、「だって女の人ってそういうもんでしょ?」と返してきたのです。

 

その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような気持ちになり、思わず「もう離婚したほうがラクかもしれない」と口にしていました。リビングに、しんと静まり返った空気が流れました。夫は驚いたように私の顔を見つめてきました。

 

しばらくの沈黙の後、夫は大きく息をついて、「わかった、ちゃんと家事をやるよ」と静かに言いました。

 

 

家事分担の話し合いを

それから私たちは、家事の分担について改めて話し合いました。完璧に半々ではないけれど、「どちらかに偏らないようにしよう」と、お互いに歩み寄る形で再出発することになりました。

 

あの日の口論は、決して無駄ではなかったと思います。夫婦で暮らしていく中で、どんなにささいな不満でも、心にため込まずに伝えることの大切さを痛感しました。

 

まとめ

何より、感情のままぶつけるのではなく、冷静に話し合う力が必要なのだと、自分自身にも改めて気付かされた出来事となりました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:長谷川美玲/30代女性・会社員

イラスト/あさうえさい

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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