子どもの発言に冷や汗!
「息子と一緒に更衣室に行ったとき、悪気のない発言で相手を不快にさせてしまったことがありました。その場にいた女性は、単にふくよかなだけだったのに『ママ、あの人おなかに赤ちゃんいるからやさしくしなきゃだよね』と言ってしまったのです。
また別の方を見て『なんでおっぱいの色が違うの』と私に質問してきました。間違いなくその方に聞こえていたと思い、申し訳ない気持ちになりました。
小さな子どもの中には、更衣室にいる女性を自分の母親と同じような感覚で見る子もいます。しかしそれでは不快な思いをする方もいるのではないかと思い、もっと気をつけなければと反省した出来事です。」
——「子どもの言葉だから仕方ない」で済ませず、大人がきちんと向き合い、教えていくべきことがあるという気づきを与えてくれますね。プールや温浴施設のようなプライベートな空間では、他の人を必要以上に見ないようにと教えてから出向くと良いかもしれません。
公共の場でのマナーや思いやりの心は、小さなころから少しずつ育てていくもの。親が意識をもって行動することで、子どもにも自然と伝わっていくのではないでしょうか。
体験談:moon/20代女性/三男一女のママ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
「7歳以上の異性の更衣室同行禁止」は適切? 56%が「妥当」と回答
厚生労働省は、公衆浴場における混浴の制限年齢を「7歳以上不可」と定めています。これを踏まえ、全国のプールでも「7歳以上の異性は更衣室への同行不可」とするルールを設ける施設が増加しています。
この「7歳」という年齢には賛否がありますが、ベビーカレンダーが実施したアンケートによると「7歳以上の異性の更衣室同行不可」というルールについて「妥当だと思う」と回答した人は全体の56.27%。一方で「もう少し年齢を引き下げてほしい」(22.89%)、「もう少し大きい子どもも同行させてほしい」(18.8%)など、ルールの見直しを求める声も約4割にのぼり意見は大きくわかれています。
更衣室での不安、半数以上が子どもの羞恥心への配慮
異性の子どもが更衣室にいることについて、どのような不安を感じるかを尋ねたところ、今回の体験談のように、「着替えの様子が見られてしまう」と回答した人が50%、「他人の着替えの様子が見えてしまう」と回答した人が33.67%でした。
このような声は、決して「子どもを否定したい」という意図ではなく、プライベートな空間において「異性の目がある」と感じることそのものへの心理的な抵抗感からくるものであることが考えられます。たとえ幼い子どもであっても、性別によって「見られたくない」「見せたくない」と思う人がいるのは当然のことでしょう。
今回の体験談やアンケートの回答から「何歳からNG」と一律に線引きすることの難しさも浮き彫りになりました。幼い子どもほど無邪気な発言をしがちで、それが周囲にとっては不意打ちのような形で不快感につながることもあります。
反対に、少し大きな子どもは周囲に配慮して口には出さないものの、内心では気まずさや戸惑いを感じている可能性もあります。子ども自身が「ここにいるのは恥ずかしい」と思い始めるタイミングは、個々の成長や性格によって異なり、年齢だけでは判断できません。
だからこそ、施設側のルールだけに頼るのではなく、保護者が「この子はどんなふうに感じているだろうか」と丁寧に向き合い、必要に応じて事前に声かけをしたり、個室の更衣スペースを活用したりといった工夫も大切になってきます。
プールや温浴施設は、娯楽やリフレッシュのために訪れる場所。親子が楽しい時間を過ごすためにも、他の利用者への配慮を忘れずにいたいですね。
■調査概要
調査タイトル:「異性の子どもの更衣室・入浴施設への同行について」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:5月14日(水)〜5月21日(水)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方 686人
※AI生成画像を使用しています