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「ピントが合わない…」ド近眼の私が老眼に気付いた瞬間【体験談】

年齢を重ねるとともに、体のあちこちに変化が出てきています。腰が痛い、肩が痛いなどの痛みに関するものや、物覚えが悪くなった、パッとすぐに固有名詞が出てこなくなったといった記憶に関するものなど、さまざまな衰えを感じています。その中で最近「視力」に関して、びっくりすることがありました。今回は視力にまつわる体験談を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師田辺直樹先生

田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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小学校高学年から視力が悪化

母に聞くところによると、幼少期の私は、同い年の子に比べて遠くがよく見える子だったようです。小学校にあがったころの視力は2.0だった、という記録が手元に残っています。

 

しかし、小学4年生の秋に急激に視力が落ちてしまい、小学5年生からは眼鏡をかけるようになりました。急激に視力が落ちた原因は、テレビゲームをやるようになったことが大きかったのではないかと自分では思っています。平日は1日30分など決まった時間だけ、明るい部屋でやるといった約束事を守っていましたが、もともと家系的に視力が悪く、親戚には弱視の人がいるなど、遺伝的な要因もあったのかもしれません。

 

その後、中学校に上がるころには、裸眼での視力が0.1を下回ってしまい、毎日コンタクトレンズを着用するようになりました。その後も、視力はどんどん悪くなり、20代になるころには、裸眼の視力は0.01以下に。それでも、眼鏡などの矯正器具を使えば視力は保てるということで、弱視というわけではないのだそうです。

 

コンタクトレンズを弱めの度で使っていたら

私は現在、裸眼では、目の前の人の顔もぼやけてしまって、はっきり見えないような視力です。日中はほとんどコンタクトレンズを着用し、寝る前に眼鏡に替えるという生活を送っています。通常、コンタクトレンズを作る際は、1.2程度の視力に合わせて度を決めることが多いそうですが、私はその度数だとすぐに目が疲れてしまうので、自動車(中型)の運転ができる規定(両眼で0.7以上)程度の視力に合わせてもらっています。遠くのものをよく見るには少し不便ですが、日常生活を送る分にはまったく影響ないと感じています。

 

また、それとは別に、遠くを見ることが多い日のために、少し度を上げたコンタクトレンズも常に用意しています。30代になったころからあまり視力の低下が見られなくなったので、そこからは、大手量販店で1年分をまとめて購入するようになりました。ところが、最近、急に日常使いのコンタクトレンズだと「見えにくい」と思うようになったのです。いつもより少し長めにスマホやパソコンを使うと、目が痛くなったり、視界がかすんでしまうことも増えました。また視力が落ちたのかなと思い、眼科に行ったのですが、そこで思わぬ出来事に遭遇したのです。

 

 

近視って老眼になるの?

眼科に行って視力を測ってみたところ、両眼で0.8の視力に合わせていたはずのコンタクトレンズではあまり視力が出ていないことが判明。それだけでなく、なぜか線が何重にも重なって見えていました。どうりで見えにくいわけだなと驚き、何年かぶりに度を変えることに。

 

両眼で0.8の視力が出るような強い度数に変えてもらうと、世界が明るくなったように感じ、先ほどまでは何重にも重なって見えていた線がきれいに見えるようになりました。てっきり乱視でも始まったのかと思ったのですが、看護師さんいわく、視力が悪い状態で見るとよくあることなのだそう。

 

せっかくの機会なので、遠くを見ることが多い日に備えて作っていた度が強いほうのコンタクトも、一緒に新調しました。両目で1.2の視力に合わせたコンタクトを装着すると、先ほどよりも世界が明るく感じ、遠くのほうまでくっきりと見えました。

 

ところが、差し出された視力チェックのボードを見てびっくり。そこには、小説の一部分だったり新聞の記事だったり、大小さまざまなサイズの文字が並んでいるのですが、読みにくいのです。以前は「くっきりし過ぎて疲れる」という印象だったのですが、今回は「ピントを合わせずらい」という読みにくさ。先生にそのことを伝えると、「老眼が始まってるね」と言われ、かなりショックを受けました……。

 

まとめ

両目で1.0の視力に合わせてもらったところ、小さな文字の読みにくさはなくなりましたが、初めてのことに大分ショックを受けました。「自分は強い近視だから老眼にならない」と勝手に思い込んでいましたが、実は近視だと老眼にならないのではなく、近視の影響で老眼に気付きにくいだけなのだと実感しました。

 

目は一生使うもの。これからは、目に良いことがどんなことかを調べて目をいたわっていくことに加え、定期的に眼科に行こうと思った出来事でした。先生には半年後に定期検診もかねて来るよう言われているので、そのときは眼鏡の度も変えようと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:小沢ゆう/40代女性。長野県在住。低体温&極度冷え症脱出めざして、温活に夢中。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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