娘がお出かけのときに抱っこをねだるのは、いつもママである私。決してパパが非協力的な訳ではないけれど、抱っこはパパよりもママがいい! となりがちでした。日ごろから体への負担を感じていた私が、ラクになるために実践してみた方法をお伝えします。
ぐずらないときはなるべくパパが抱っこ
育児休業中の約1年間、抱っこが大好きな娘を毎日抱っこしていたことが原因で3回腱鞘炎になり、つらい思いをしました。それでも抱っこを求める娘を、ボロボロの腕で抱っこしなければならない日々。せめて家族でお出かけのときは、できる限りパパに抱っこしてもらうことに。特に、ぐずっていないときや、抱っこひもですぐに寝てしまいそうなときはパパ担当に。「ママの抱っこじゃないと嫌だ!」とならなければ、極力パパにお願いしていました。
最初は抱っこの仕方や抱っこひもの使い方に戸惑い、追い打ちをかけるようにパパ見知りをする娘に心折れそうなパパでしたが、次第に泣かれても平気になり、抱っこひもも使いこなすようになっていました。
普段からパパと娘のスキンシップを増やす
パパは平日の帰りが遅く、休日出勤もあり、あまり娘とスキンシップをとる時間がありません。そのせいか、1歳になるまではパパの抱っこを嫌がることがよくありました。そこで、パパが早く帰宅した日や休日などは娘をパパに完全に任せて、私は家事に専念しました。
もともと協力的なパパだったので休みの日は積極的に娘とお風呂に入り、普段なかなかとれないスキンシップの機会になっていたようです。次第にパパ見知りもなくなりました。
パパの抱っこが好きになるようにする
1歳半で体重が10kgを超えてきた娘の抱っこは、本格的につらくなってきました。そこで、「パパが抱っこをするとママよりも長い時間抱っこしてもらえる」と娘がわかるようにしました。それは、私が抱っこをしても少しの時間でおろすようにすることです。私が少し抱っこをしてからおろし、パパがそのあと長く抱っこをする流れをつくってから1カ月経つと、自然と娘がパパに抱っこを求めることが多くなったのです。
抱っこする時間がママとパパで分散できたため、腕が痛むことが少なくなり体への負担も少し軽減されました。
実は、パパには何も言わずにパパの抱っこの時間を増やすように実行していました。娘がパパに抱っこを求めるようになってから、パパに種明かしをすると「確かに、以前よりも抱っこを求めてくるようになったんだよね~」とうれしそうでした。私にとってお出かけ時の負担が減ってラクになっただけでなく、ママよりも接する時間が少ないパパにとっても、娘とのお出かけがより楽しい時間に変化したことを実感しました。
著者:高杉 沙雪
現在2歳の娘を育てている、東京都在住のパート事務兼フリーライター。芸能メディアや生活家電・美容家電の記事を執筆中。ジュエリーコーディネーター、秘書検定の資格有。